新品と中古のビジネスフォンの違いとは?
基本的な機能は新品のビジネスホンも中古のビジネスホンも同じです。
もちろん新品の方が追加で使える機能は多いですが、発信受信や内線回し、留守番電話などの標準的な機能は新品も中古もどちらでも対応可能です。
ただ、新しいか古いかだけの違いなら安い中古の方が良いのではないかと感じますが、そこはリスクもあり一概にどちらが良いということはハッキリ言い切れません。
では、そもそも新品と中古のビジネスフォンにはどんな違いがあるのかご説明いたします。
中古ビジネスフォンの導入時のチェックポイント
まず、中古ビジネスフォンには次の通り「リスク」があります。
- 故障時や増設時に必要な機材が揃わない可能性がある
- 年式によってはユニットなどのパーツが既にメーカーにも存在しない
- 停電やシステムダウン時(電源供給のストップ)に設定情報が消える可能性が高い
以上のリスクを理解した上で、中古ビジネスホンの導入時のチェックポイントを見てみましょう。
10年前の中古ビジネスフォンでも基本的な機能に関しては搭載されていますが、機種を決めたら必要な機能だけは必ず確認をしましょう。
必要な機能でも機種によってはオプションで搭載可能という場合もあり、工事完了後に必要な機能が使えない事が分かり、別途費用が発生してしまう可能性もあります。
また、生産がすでに終わっているビジネスホンは、追加の電話機が必要になっても同じ機種が手に入らないことがあります。
中古ビジネスフォンは、どこから購入するかによって価格や危険の度合いも違ってくるのです。
新品ビジネスフォンの導入時のチェックポイント
ビジネスホンの購入方法には、中古なら現金一括になりますが新品は現金とリースでの購入が可能となります。
リースとは簡単に説明しますと、リース会社と一定期間の契約を結んで製品を借りることを指します。
ビジネスフォンの場合は、リース会社が新品のビジネスホンを購入し、お客様は月々一定額を支払って借りるという形です。
ただし、リースもメリットとデメリットがあります。
◇メリット
- 初期費用を抑えて最新機種を導入できる
- リース料金は経費として処理できる
- 天災による破損や故障の場合は損害保険が適用される
◇デメリット
- あくまで借り物になるため返却する必要がある
- 一括で購入するより、リース料率がかかるので割高になる
- 途中解約する場合、残高の支払が必要
もちろんリース会社によっては若干の違いはありますので確認が必要になります。
使用状況と価格を良く考えて、どちらにするか決めることをおススメします。
中古・新品ビジネスフォンの違いを比較
ビジネスフォンを購入するにあたって新品と中古のどちらがお得なのか違いを比較してみましょう。
そこで、まず新品と中古を決めるには条件を整理する必要があります。
予算
ビジネスホンに限らず、商品を購入する時に考えるのが、「新品を買うか中古品を選ぶか」だと思います。
そして、一般的には新品は「綺麗だけど高い」、中古は「多少汚れているけど安い」というイメージがあります。
ここで比較するならば、コストと予算の比較になります。
電話機にどれだけの予算を投資できるのかによって新品か中古かが決まると言っても良いでしょう。
保証
意外と見落としがちですが、新品と中古では「保証」が大きく異なります。
新品の場合は必ずメーカーの保証が付きますが、中古の場合は当然メーカーの保証は無く、保証を付けるかどうかは各販売店によって異なり、またはその対応はあくまでも販売店が行うということになります。
モチベーション
新規にオフィスを構えるなら、やはり真新しいものに包まれて事業を始めた方がモチベーションも上がります。
電話としての機能は通話ができれば問題ありませんが、「仕事に向かう姿勢はやはり“気持ち”を大事にしたい」と思われる場合は少し奮発して新品を揃えてみるのも良いかもしれません。
以上の3要素を踏まえて、新品と中古のメリット・デメリットをご覧ください。
メリット
◇新品では
- 意図的に旧式のビジネスホンを購入しない限り、その時点で最新の機能を搭載している
- 拡張性は高く、人員増加等に対応するための後の拡張が容易である
- 法定耐用年数は購入した時点から6年であり、その期間におけるメーカーの保証も万全
- 設定データのバックアップ方式が現在ではフラッシュバックメモリで統一されており、停電等でデータを失う可能性は限りなく低い
◇中古では
- 新品のビジネスホンに比べると、4~5分の1の低価格で購入できる
- 型落や販売開始から時間が経っているので使い方や機能に関する情報をネットなどで簡単に入手できる
デメリット
◇新品では
- 価格が中古ビジネスホンのおよそ4~5倍
- それ以外で中古と比べた場合のデメリットは特にありません
◇中古では
- 機種によっては最新の機能が搭載されていないものもあります。
- 機種によっては拡張性が低く、ユニットを入手することが困難なことがあります。
- 新品と比較すると故障率が高く、メーカーの保証が受けられないケースもあります。
- 設定データのバックアップ方式は機種によっては電池式もあり、停電等でデータが失われる場合もあります。
以上のことを見ると、中古ビジネスホンのメリット・デメリットは、新品とは真逆であり、こうして比較してみるとデメリットの方が多いように思えるかもしれません。
しかし、これらのデメリットはあくまでも「新品のビジネスホンと比較」した場合であり、中古ビジネスホンを購入する利点は価格以外にもあります。
実際のところ、ビジネスホンの保留・内線・転送といった標準機能で比較する場合、新品と中古の優劣はほとんどありません。
確かに新品を使えば便利な最新の機能を搭載していますが、中古ビジネスホンの機能でも十分な場合がほとんどです。
特に、中古ビジネスホンでも、2、3年前に発売された機種であれば、最新型のビジネスホンと性能の面でほとんど見劣りすることはありません。
また、故障の面でも、ビジネスホンは基本的に故障しにくいものであり、新品と比べれば故障のリスクは高いといえるものの、比較的に新しい中古品であればそれほど深刻になる必要はないのです。
まとめ
ビジネスフォンの選び方はそれぞれの条件によって異なりますが、中古ビジネスホンには過去にさかのぼって機種を選べるラインナップの豊富さがあり、用途・目的に合致した選択ができる余地も広がります。
そのため、最新の機能がどうしても必要といった理由がない限りは、新品よりも中古のビジネスホンの購入をオススメしています。
また、逆に新品の購入は費用がかかり過ぎるけれど、中古は嫌だという方の場合は、リース契約を利用する方法もあります。
あとは、導入予算と照らし合わせて選ぶことが大切です。
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