【IT化の加速】ビジネスフォンのシェア・市場動向・今後の展望チェック!
- ビジネスフォンの現在のメーカー市場シェアってどうなんですか?どのメーカーが人気なんでしょうか?導入前の参考にしたいのですが?
- かしこまりました。この内容は他のお客様からもよく質問があるのですが、しっかりとしたデータでの公表はありません。その代わりOFFICE110の12万社の販売実績と他の販売店さんの状況を確認することで、実際の市場シェアはある程度把握できます。
- なるほど!そちらの方が、現実味があっていいかもしれませんね?最近では、ITサービスの動向が急激に変化しているので、ビジネスフォン業界についてもぜひチェックしておきたいです。
- かしこまりました。それでは、ビジネスフォンの現在までの市場シェアや今後の考えられる展開などをおりまぜながらご紹介していきますね。
ビジネスフォンのメーカーシェアランキング
- では、さっそくビジネスフォンのメーカーシェアランキングから案内していきましょう。
1-1.第1位:NTT
- 一番人気は、圧倒的なブランド力を持つNTTです。
- 電話といったらNTTというイメージです。
- 詳しいデータはないんですが、OFFICE110の実績や営業担当者の話を聞くと、実際に販売している機種の半分くらいがNTTですね。
- シェア50%ということですね!ビジネスフォンは、メーカーが多数あるのにすごいですね。
- はい。市場に流通しているビジネスフォンの量もかなり多いです。圧倒的に流通量が多いメリットは、中古品を購入するときに実感できますよ。
- それは、どういうことですか?
- 在庫が手に入りやすくて、故障やトラブルが生じた際にもすぐに交換品や部品が手配できるためです!
1-2.第2位:NEC
- 第2位のシェアは、NECです。大手企業やコールセンター向けのとしての品質の高さにとても定評のある企業ですね。
- そうなんですね。シェアはどの程度あるんでしょうか?
- シェアは15~20%程度です。さらに、注目してほしいのはアメリカでのシェアが高いことですね。
- そうなんですか?
- HSMarkitという調査会社が公表している数値によると、2017年のアメリカでのビジネスフォン市場でNECは第3位の12%のシェア率を持っています。
- 1位と2位はどんな企業ですか?
- 1位はCisco(33%)、2位はAVAYA(13%)です。上位5位以内に入っている日本企業はNECだけなので、海外でも技術力が高く評価されているということが分かると思います。
1-3.第3位:SAXA
- 3位は、中小企業に人気の高いSAXAというメーカーです。
- NTTやNECと違って、あまりなじみのない企業ですね・・・
- ビジネスフォンや企業向けのセキュリティ関連機器などを作っているメーカーなので、一般的な知名度が少し劣るのは確かです。しかし、業界内では技術力が非常に高く評価されていて、シェアもNECと同程度の15~20%程度です。
- それは、本当に技術力が高く評価されているということですね。
- OEM(他社のブランド名での製品製造を請け負うこと)でNTTビジネスフォン制作を依頼されているくらい、業界内で高く評価されているメーカーです。OFFICE110では、中小企業のお客様が多いこともあり、SAXAのPLATIAⅡStandardという機種が最も売れ筋の機種なんですよ。
ビジネスフォンの現在の市場動向と展望
- シェア率の高いメーカーが理解できたので、次はビジネスフォン市場全体のことが知りたいです。今、ビジネスフォン全体の市場感としてはどうなんですか?売れているんですか?
- では、ビジネスフォンの市場規模という点について紹介していきましょう。
2-1.新品ビジネスフォン市場は横ばい
- 少し古いデータですが、2014年時点でのビジネスフォンの市場規模を表したデータが上の図です。一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会という機関が調査して、公表しています。
- ビジネスフォンは、仕事をするためには必ずなくてはならない機器なので、いつの時代も売れ続けているということなんですね?
- そのような側面もありますね。また、ビジネスフォンは耐用年数が6年に設定されていますが、実際に10年以上故障せずに使用し続けるユーザーも多いです。
- なるほど。確かにそういった環境だと特定の時期に集中して売れるというより、交換の時期に安定的・継続的に売れているという製品なんですね。
2-2.2020年末でPBX275億円、ビジネスフォン401億円と予測!
- 上記のデータで「PBX」と「ボタン式ビジネスフォン」と2つに分かれてますけど、どのように違うんですか?
- PBXは導入台数300台以上の大手向けビジネスフォンで、ボタン式ビジネスフォンはそれ以外の通常のビジネスフォンです。このデータによると、PBXは300億円弱、主装置は400億円程度というデータの結果になっていますね。
- このデータですが、細かく見てみると少しだけ減少していますね。
- そうですね。労働人口の減少などもありますが、大きな原因は次世代のサービスが登場していることやビジネスフォンが安く導入できるようになったことも挙げられると思います。
- 次世代のサービスが生まれていたり、ビジネスフォンが安く導入できるようになったりしているんですか?
- はい。ビジネスフォンのトレンドにもかかわるので、次の章で一緒にチェックしていきましょう。
ビジネスフォンは斜陽産業?今後トレンドとなるポイントは?
- 市場規模が横ばいだと、技術が成熟していてこれから新しいサービスがあまり登場しないのかな・・・とも思ったんですが、どうなんですか?
- 確かにここ数年は技術が成熟している感じはありましたが、近年、社会のニーズの変化に伴って画期的なサービスが次々と登場しているところです。
- 「画期的」と聞くと、すごくワクワクします!ぜひ教えてください。
3-1.ポイント①リモートワーク対応
- まず、押さえておきたいのはビジネスフォンもリモートワークに対応したものが次々と登場しているということです。
- リモートワークに対応ですか?
- そうです。スマホの内線化という新たな技術を用いることで、ユーザーが自宅や外出先でも会社の電話番号で電話の受発信ができるサービスです。
- なるほど。確かに新型コロナウイルス対策や働き方改革のためには、テレワークが欠かせなくなりましたよね。
【参考:テレワーク導入率】
デルとEMCジャパンの調査によると、2020年7月末時点での中小企業(従業員数1~99名)におけるテレワーク導入率は36%。2020年3月時点での13%と比較すると飛躍的に向上しています。- テレワーク導入率は、企業規模に比例して高くなります。また、緊急事態宣言が発令された東京や大阪では、テレワークの導入率が高いというデータもあります。
- 中小企業の全国平均が36%ということは、大きな企業や都市部の企業ではもっと導入率が高いということですね。
3-1-1.次世代型ビジネスフォン|クラウドPBX
- テレワークに適したビジネスフォンとしては次世代型ビジネスフォンの「クラウドPBX」があります。クラウドPBXのサービスの核となっているポイントの一つが、スマホの内線化です。
【スマホ内線化でできること】
- スマホをビジネスフォン端末として利用でき、社外に居ても会社宛の電話を受けられる
- スマホからでも会社の電話番号で発信ができる
- 離れた拠点間でも無料の内線通話をすることができる
- 勤怠管理やグループウェアといった便利なITサービスを利用できる
- これだけの機能が搭載されていたら、テレワークでもオフィスに出社して仕事をするのと同じような環境で仕事ができますね。
- そうなんです。クラウドPBXは、新型コロナウイルス前から注目されていたサービスではありましたが、より一層注目度が高まっていますね。OFFICE110への問い合わせも殺到しています。
【クラウドPBX市場に関するアメリカのデータ】
アメリカの調査会社InfiniumGlobalResearch社によると、世界規模でのクラウドPBX市場は2018年から2024年にかけて、23.5%の伸びを見せると予測されています。
日本の市場と世界の市場との違いを考えた場合、アメリカは日本よりもクラウドPBXの注目度が高いという特徴があります。
元々、アメリカは国土が広く、営業の際の移動時間や交通費のコストが高くなりやすいという観点から、リモートワークや内勤営業・商談のオンライン化が盛んであるという背景があるためです。
とはいえ、Withコロナ・アフターコロナの今後の日本の経済事情を考えると、これまでとは異なり対面での商談や出社スタイルが制限されるため、クラウドPBX市場の拡大は加速すると見て間違いないでしょう。
- クラウドPBXに興味がある方は下記で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
3-1-2.IP-PBX
- IP-PBXもクラウドPBXのように、インターネット通信を利用してスマホ内線化ができるビジネスフォンです。
- そうなんですね。では、クラウドPBXとはどこが違うんでしょうか?
- クラウドPBXはインターネット上の仮想PBXを使って利用するサービスであるのに対して、IP-PBXは社内のサーバーにアクセスして利用するということです。
【クラウドPBXとIP-PBXとの大きな違い】
- IP-PBXはサーバーを購入して社内に設置する⇒初期費用が少し高額になる
- クラウドPBXは月額料金がかかるが、IP-PBXはかからない
- 最初に費用をまとめて負担するか、毎月少しずつ負担するかの違いということですね。
- はい。おっしゃる通り、ユーザー様にとって大きく影響するのは料金の負担方法についてです。具体的にどのような機種があるのかについても紹介します。
【IP-PBX対応の機種:NECAspireUX】
【NECAspireUXの特徴】
- 最大960台まで接続可能!
- 着信時、ディスプレイに顧客情報(「取引中」「優先対応」など)を表示可能
- OFFICE110なら中古0円キャンペーン実施中
3-2.ポイント②BCP対策を考えたビジネスフォン導入
- アフターコロナを考えると、BCP対策の観点も非常に大切です。
- BCPとは、どのような意味ですか?大地震や大雨など、自然災害のニュースも多いですし、緊急事態宣言が発令されると会社に出社するのも自由にできない場合がありますよね?
- そのような事態になっても、自宅などのスペースで重要性の高い業務を実施できるようにしておくことがBCP対策ですね。
- 具体的にはどのような対策が取れますか?
- クラウドPBXを導入して、スタッフの自宅でも会社の電話番号で受発信ができるようにしたり、ITツールを利用できたりするようにしておくと非常に効果的ですね。
【スマホ内線化によるBCP対策】
- スタッフが自宅で会社の外線電話を受けることができる
- 会社の電話番号を使って、発信をすることができる
- スタッフ間でメッセージ機能や情報共有機能などを用いて、情報共有や仕事の進捗管理をすることができる
3-3.ポイント③コードレスの需要が高まる
- こまかなポイントですが、今後コードレスの電話機の需要についても少しずつ出てくると思います。
- 受話器が持ち運べるタイプのビジネスフォンですよね?なぜ、コードレスの電話機の需要が高まるのでしょうか?
- 今、すっかり高齢化社会に突入しているので、医療や介護の業界でビジネスフォンが使用される場面がこれまで以上に増えてくることが予想されます。そのような業界では、作業をしながら電話応対をしなければならないケースが多いので、どうしてもコードがあると仕事の邪魔になってしまうためです。
- そのようなかゆい所に手が届くサービスは、日本の企業ならではのサービス・機能という感じがしますね。
3-4.ポイント④拡張性に優れたビジネスフォンが主流へ
- これまでのビジネスフォンの不便だった部分の大きな改善点として、拡張のしやすさについても大きく変化しました。
- 拡張のしやすさとはどういうことでしょうか?
- これまでのビジネスフォンは主装置によって収容できる台数が決まっていたので、キャパを超えると主装置を買い替える必要がありました。しかし、最近のビジネスフォンは主装置を買い足すだけで手軽に接続台数が増やせるタイプのものが増えているんです。
- 主装置を買い替えるとなると、費用も手間もかなりかかりそうなので、だいぶ手軽になりますね。
- そうなんです。また、クラウドPBXを契約すると、ライセンス数を増やすだけで契約台数を増減できるので、さらに拡張性が良いのはクラウドPBXですね。
- 拡張性が高いビジネスフォンにどのような機種があるのかについても知りたいです。
3-4-1.拡張性に優れたビジネスフォン①日立S-integral
日立のintegrarlシリーズは、小規模から大規模までを幅広くカバーするビジネスフォンです。
SタイプとLタイプの2種類の主装置があり、Sタイプは接続台数8台以下の小規模向け、Lタイプは接続台数56~256台以下の大規模向け(段階的に接続台数を増やすことが可能)です。
S-integralは、総合家電メーカーの日立が製造している機種ということもあり、非常にバランスの取れた総合力の高いビジネスフォンです。
3-4-2.拡張性に優れたビジネスフォン②NTTαNX
優れた拡張性・操作性そして、圧倒的なコストパフォーマンスにより、OFFICE110での中古ビジネスフォン売上1位を記録したのがNTTαNXです。
S・M・Lの3つのタイプの主装置を接続することができ、Lタイプであれば最大576台のビジネスフォンを接続することができます。
また流通量が多く、中古市場での主力機種となっていることもαNXをおすすめするポイントの一つです。
キャンペーン適用により、費用0円~の導入も可能です。
3-4-3.拡張性に優れたビジネスフォン③OFFICEPHONE
- 拡張性の高いビジネスフォンの選択肢の一つとしては、「クラウドPBX」もおすすめです。
- ライセンスを契約するだけで、契約台数を増やせるんですよね?
- そうなんです。OFFICE110のクラウドPBX「OFFICE PHONE」なら、1ライセンス99円~で追加が可能です。
- それは圧倒的に安いですね。
- しかも、スマホやPCをビジネスフォン端末として利用する場合には、端末を購入する必要もないのでなおさら導入費用を抑えられます。OFFICE PHONEについて詳しく知りたい方は下記のサイトをご覧ください。
ビジネスフォンは情報と実績が豊富なOFFICE110へ
- ビジネスフォンは、10年・20年と使っていても、それほど目新しい機能は増えていないように思っていましたが、全く違うんですね。
- はい。だからこそ、情報と実績が豊富なOFFICE110にご相談いただくと、ベストなビジネスフォンを選ぶことができますよ。トレンドや最新機能を踏まえて、ビジネスフォンを選ぶときのポイントは、次の通りです。
- 最新のビジネスフォンや拡張性やスマホ・ネットワークとの連携がカギ
- トレンドの機能にこだわらなければ、中古市場のコスパが非常にいい!
- 新品・中古のビジネスフォンやクラウドPBXと幅広く扱っているOFFICE110なら、ベストな提案が可能
- 自社でどのような機能を求めているのか?使い方をしたいのか?といったポイントを明確にすることで、ビジネスフォン導入時の満足度も明確になります。
まとめ
ビジネスフォン市場のトレンドは、近年までは大きな変化がありませんでしたが、働き方改革の導入や新型コロナウイルス対策などの事情を踏まえて、新たな機能の必要性が高まっています。
人気メーカーとしては、圧倒的ブランド力のNTTに、大企業向けに機能性の高さが評価されているNECと中小企業向けに技術力やコスパが評価されているSAXAが続いているという状況です。
ビジネスフォンは機能の種類が多く、今後急激に動向が変化する可能性もあります。
- 「満足以上の感動を」を掲げるOFFICE110スタッフは、常に最新の情報を学ぶとともに、お客様にとってどのようなサービスが最適なのかを提案することで、感動を提供しています。 市場動向を踏まえてビジネスフォンの導入を検討したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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