主装置なしでビジネスフォンを導入する方法|コスト削減
- 数台だけビジネスフォンを導入したいときにも主装置は必要なんですか?
- はい。主装置がなければビジネスフォンは使用できません。ただし、主装置内蔵型のビジネスフォンや主装置の機能をクラウドで利用できるビジネスフォンもあるので、これらのビジネスフォンなら主装置なしでも利用できますよ。
外線とビジネスフォン端末とを中継したり、留守番電話や転送電話などの便利機能を使用したりするためには、主装置という機器を社内に設置しなくてはなりません。
しかし、主装置は最低20万円~とやや高額になるのも一つのネックです。
そこで、この記事では主装置なしのビジネスフォンの概要を紹介したうえで、メリットや選び方などについて解説します。
ビジネスフォンは主装置なしでも導入できる?
厳密に言えば「主装置なし」のビジネスフォンはありませんが、主装置が内蔵された「主装置内蔵型ビジネスフォン」やクラウド上に仮想のPBXを設置した「クラウドPBX」のいずれかを導入すれば社内に主装置を設置する必要がありません。
- 実際に機器を社内に設置するかどうかは別として、主装置の機能は必ず必要ということですね。
- その通りです。電話線の内線を社内に引き込んでビジネスフォンに接続したり、内線機能を使用したりするのは、全て主装置の役割です。
- これほどまでに多機能な主装置をビジネスフォンの中に内蔵するとなると、イメージ的にはかなり大掛かりになってしまいそうな気がしますね。
- そうですよね。でも外観的には一般的なビジネスフォンと変わりませんよ。
NTT「主装置内蔵型ビジネスフォン」:αB1
主装置なしで利用できるビジネスフォン|主装置内蔵型ビジネスフォン
- 外観を見てみると、主装置内蔵型のビジネスフォンと通常のビジネスフォンとほとんど同じように見えますが、主装置内蔵型ビジネスフォンならではの特徴はあるんですか?
- はい。主装置内蔵型ビジネスフォンは、接続台数や機能に制限はありますが、台数や機能に不足がない場合は、コストを抑えて手軽に導入できるというメリットがあります。
- コスト削減にはすごく興味ありますね!
- では、ひとつひとつ特徴を見ていきましょう。
2-1.導入台数が数台の時に利用できる
主装置内蔵型ビジネスフォンを利用する際の大前提として、接続できる電話機の台数に制限があることです。
実際に何台接続できるのかは機種やビジネスフォンの構成によって異なりますが、NTTのαB1の場合は次のようになります。
外線・2回線 内線(アナログ):8台まで接続可能
※つまり、ビジネスフォンを8台接続することができて、同時通話が2台まで使用できるということです。
接続可能なビジネスフォンの台数は、機種や電話回線の構成などによって異なります。
2-2.主装置を購入するより導入費用が安い
通常、ビジネスフォンを購入する際には主装置+ビジネスフォン×必要台数分の費用がかかりますが、主装置内蔵型ビジネスフォンの場合は、主装置内蔵型ビジネスフォン+ビジネスフォン×必要台数分の費用がかかるということになります。
元々のビジネスフォンの機種自体の価格の違いもあるため単純比較しづらい部分はありますが、主装置を通常通り設置する場合と比較して、初期費用を大きく軽減できる可能性があります。
【比較】ビジネスフォンαB1を3台導入するケース】
-
主装置を別途購入する場合の費用感
トータルコストは、約328,000円~!
内訳は、主装置170,000円+ビジネスフォン108,000円(36,000円×3台)+設置工事費用50,000円~ -
主装置内蔵型を導入する場合の費用感
トータルコストは、260,000円~
内訳は、主装置付きビジネスフォン138,000円+ビジネスフォン72,000円(36,000円×2台)+設置工事費用50,000円~
上記のように、同じ機種を同じ台数導入する場合であっても、主装置を導入するよりも主装置内蔵型ビジネスフォンを導入した方がコストを抑えることができます。
※ただし、主装置を別途設置には転送機能など利用できる機能が主装置内蔵ビジネスフォンよりも少し多いというメリットがあります。
2-3.一部利用できない機能がある
主装置内蔵型ビジネスフォンの場合には、一般的なビジネスフォンの機能が一部利用できないことがあります。
例えば、上記のαB1の機種では、以下の機能が利用できません。
- IP電話対応
- コールバック機能
- 転送機能
- コールバック機能とは、外出先からでも会社の電話番号を使って発信できる機能のことです。
- すごく便利ですね!でも、主装置内線型ビジネスフォンでは使用できないなら、機能とコストをトータル的に考える必要がありますね。
- そうですね。また、利用できる機能は機種によって異なるので、まずはどのような目的でビジネスフォンを導入するのかということから考えるのがおすすめですよ。
2-4.人気の主装置内蔵型3選!
主装置内蔵型のビジネスフォンは、NTTから発売されています。
- 実際に機種を見てみると、具体的にイメージが湧くのでぜひチェックしてください。
2-4-1.αB1
NTTのαB1は、主装置内蔵型ビジネスフォンとして低価格ながら非常に機能が充実しているため、小規模事務所や家庭と事務所を兼用している事業所などにおすすめのビジネスフォンです。
2016年3月発売の現行モデルで、現在発売されている主装置内蔵型のビジネスフォンとしては最もスペックの高い機種です。
主装置内蔵型端末を希望するお客様で「絶対新品が良い」という方は、αB1でほぼ決まりです。
2-4-2.BXⅡ【おすすめ!】
BXⅡは2011年の発売以来、常に売れ続けているロングセラーの機種です。
2017年に惜しまれつつ製造終了となってしまいましたが、現行機種として今も活躍しているので、状態の良い中古機種を入手しやすいという特徴があります。
- OFFICE110の各種キャンペーン対象機種なので、インターネット回線の契約などを一緒に検討中の方は、ぜひキャンペーン情報をチェックしてくださいね。
2-4-3.BX
コスト重視の企業様に特におすすめしたいのがBXです。
BXⅡがBXの後継機種にあたりますが、ビジネスフォンとしての能力、スペックとしては小規模事務所で使用するためには十分な機能を備えています。
なおかつ、BXならキャンペーンを利用しなくても中古1台あたり15,000円~という格安価格で購入可能です。
- やや型の古い中古品は、機種の状態が気になるところですが、OFFICE110では型落ちの機種も新品に見間違えるほどきれいな状態の在庫を取り揃えています。
主装置なしで利用できるビジネスフォン|クラウドPBX
主装置なしで利用できるビジネスフォンのもう一つの選択肢は、クラウドPBXです。
クラウドPBXとは、クラウド上の仮想の主装置(PBX)にインターネット回線を使ってアクセスすることにより、ビジネスフォンの機能が利用できるという次世代型のビジネスフォンです。
- 「次世代型のビジネスフォン」だなんて、すごくワクワクしますね!
- はい!では、具体的にどのあたりが従来のビジネスフォンと異なるのかについて、ご案内します。
3-1.導入費用が安い!
クラウドPBXを導入する場合、主装置を購入したり、複雑な設置工事をしたりする必要がありません。
それどころか、スマホやPCをビジネスフォン端末として使用できるため、ビジネスフォン端末さえ購入しなくても導入することが可能です。
このようなクラウドPBXならではの状況により、従来型のビジネスフォンと比較して導入費用が大きく軽減できます。
当社「OFFICE110」の実績値では、「OFFICE PHONE」(OFFICE110がサービス展開しているクラウドPBX)の導入費用は従来型のビジネスフォンと比較して平均70~95%削減!という結果が出ています。
さらに、クラウドPBXを導入した場合には月額コストも従来型のビジネスフォンより安くなる可能性が高い(社外にいても無料通話ができる、外線の基本料金が安い)ため「導入費は安かったけど、結局トータルコストは高く成ってしまった・・・」となる可能性は低いです。
さらに、OFFICE PHONEでは、現在導入費0円のキャンペーンも実施中です!
興味のある方はぜひ気軽にお問い合わせください。
3-2.クラウドPBXならではの魅力がたくさんある
クラウドPBXの魅力は、導入費用が安いことだけではありません。
クラウドPBXならではの魅力が多数あります。
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スマホやPCをビジネスフォンとして使用できる
クラウドPBXでは、スマホやPCをビジネスフォンの端末として利用することができます。
会社の電話番号が利用できるので、社外からスマホを使って自社の電話番号を使って発着信をすることも可能です。 主装置内蔵型のビジネスフォンでは対応できない転送電話などの機能に対応可能
主装置内蔵型ビジネスフォン導入の場合に、ネックになりうる点は、転送機能が利用できないことです。
転送機能とは、事務所を不在にする際などに、かかってきた電話をスマホに飛ばすための機能です。
クラウドPBXでは、スマホをビジネスフォン端末として設定する(=スマホ内線化)ことで、社外でも事務所にかかってきた電話を直接受けられるため、そもそも転送機能を使わなくても電話の取り逃がしを防ぐことができます。-
回線数の増減がしやすい
主装置内蔵型のビジネスフォンの場合には、電話機の接続可能台数は2~8台程度です。
なおかつ、現行の機種では同時通話できるのは2回線までです。
事業拡大などの事情により、これよりも多くの台数が必要になった場合、ビジネスフォンの収容数の多い主装置を購入して切り替えなければならず、その際に主装置購入費用と設置工事費用がかかります。
クラウドPBXの場合には、ライセンスの数だけ利用することができるので、基本的にはライセンス料金のみで契約台数の増減をすることが可能です。 -
市外局番の電話番号が利用できる(ただし、光回線を利用するタイプのクラウドPBXに限る)
インターネットを利用したビジネスフォンといえば、050から始まるIP電話をイメージする方も多いかもしれませんが、クラウドPBXにはNTTの市外局番が利用できる光回線を利用するタイプのものもあります。
見分け方としては、インターネット光回線を利用するタイプのクラウドPBXは、社内にアダプタの設置をしたうえでアプリをダウンロードする必要があります。
一方、IP電話回線を利用するタイプのクラウドPBXは、アプリをダウンロードするだけで利用することができます。
- クラウドPBXならではの機能を見ると「次世代型のクラウドPBX」といわれる理由が分かると思います!
- 確かにこれまでのビジネスフォンではできないことがたくさんありますね!
3-3.クラウドPBXならOFFICE PHONEがおすすめ
- クラウドPBXには、デメリットや注意点はないのでしょうか?
- デメリットということではないですが、クラウドPBXは画期的なサービスなので近年、多くの企業がメーカーとして参入しており、中には技術力が伴っていないクラウドPBXもあります。このようなサービスを選んでしまうと、通話品質が良くなかったりするなどのデメリットがあるかもしれません。
OFFICE110サポートセンターが言うように、クラウドPBXを提供する業者はとてもたくさんあります。
では、クラウドPBXを選ぶ際に失敗をしないためには、どのような業者を選べば良いのでしょうか?
間違いのない選び方としてのポイントは3点あります。
- 実績豊富な業者を選ぶこと
- インターネット光回線を利用したサービスを選ぶこと
- サポート体制のしっかり整った業者を選ぶこと
優れたクラウドPBXとは、通話が途切れることなくクリアで聞き取りやすい音声を実現できるクラウドPBXです。
さらに、ビジネスで電話を使用する際には、市外局番の電話番号が新たに取得できる(もしくは既存の電話番号を引継ぎできる)ということが非常に大切です。
そして、これらの要件を全て満たしていると自負しているのがOFFICE110の「OFFICE PHONE」です。
「OFFICE PHONE」は、19年に及ぶ20,000社以上の導入実績と試行錯誤の繰り返しの結果により、業界最高レベルの通信品質を実現しています。
また、OFFICE110では、専門知識を持った営業担当者やコールセンタースタッフが、運用から導入まで親身に対応をおこなっています。
さらに「01サポート」としてクラウドPBXを始め、IT機器やOA機器・インターネットツール全般に関する問い合わせサービスも開設しています。
- クラウドPBXは次世代のサービスではありますが、OFFICE110では既に十分な実績があるので、興味のある方はぜひ気軽にご依頼ください。
主装置なしのビジネスフォンの選び方
- 主装置内蔵型ビジネスフォンとクラウドPBXとでは、どちらのサービスがおすすめなんですか?
- そうですね、お客様の状況や求める機能によってどちらが適しているのかが異なります。それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
4-1.主装置内蔵型ビジネスフォンがおすすめのケース
早速ですが、主装置内蔵型ビジネスフォンを利用した方が良いお客様は、以下の通りです。
-
使い慣れた従来型のビジネスフォンを使用したい
⇒クラウドPBXでもSIPフォンという従来型のビジネスフォンに非常に近い端末を選べるので、そもそも主装置内蔵型ビジネスフォンを選ぶ要因にはなりにくいかもしれません。 -
大きく電話機の台数が増える見込みがない
⇒主装置内蔵型ビジネスフォンの接続可能台数をオーバーしてしまうと、主装置の買い替えと工事のために高額な費用が掛かってしまいます。 -
機能の拡張が必要ない
転送機能やコールバック機能など、主装置なしビジネスフォンでは利用できない機能があるため、機能の拡張が必要になる場合は主装置内蔵型ビジネスフォンを避けるべきです。 -
インターネット環境がない(もしくはインターネット回線の電波が不安定)
クラウドPBXは、インターネット回線が安定していないと使用時に不自由になります。あるいはそもそもインターネット環境がなければ利用することもできません。
そのようなケースでは、従来型のビジネスフォンが適しています。 -
コストを削減したい
※コストについては、利用方法によって主装置内蔵型のビジネスフォンを利用した方が安くなるか、クラウドPBXを導入した方が安くなるかが異なります。
クラウドPBXは月額料金がかかりますが、社内通話や転送電話にかかる費用が0円になるため、社内間の通話が多かったり、転送をかけて事務所を不在にしたりすることの多い企業様は、クラウドPBXの方がコストも抑えられるかもしれません)
- なるほど!このようにポイントを整理していただけるとわかりやすいですね。
4-2.クラウドPBXがおすすめのケース
続いて、クラウドPBXの導入が適しているケースを紹介します。
拡張の可能性がある
ビジネスフォンの導入台数を拡張する可能性がある場合は、クラウドPBXの方が増減しやすいです。業務にスマホを活用したい
スマホを業務に使用している場合、クラウドPBXを導入することで内線端末として利用できることに加え、プライベートとビジネスでの請求の切り分けや各種ビジネスツールが利用できるなどさまざまなメリットがあります。
また、コールセンターなどでは、PCを内線化することで、PC画面を見たり入力作業をしたりしながら、PCで顧客と通話するといった使い方も可能です。転送機能やインターネットツールを利用したい
クラウドPBXで利用ができて主装置内蔵型のビジネスフォンで利用できない機能としては、転送機能の他に勤怠管理やグループウェアなどのインターネットを利用したクラウドツールの活用があります。
他に、IVRや自動録音機能などの便利機能についても、クラウドPBXなら安く利用することができます。次世代の最新サービスを利用したい
クラウドPBXの何よりの魅力は「最新」の次世代型サービスであるということです。
今ならまだ、他社に先駆けて最先端のサービスの魅力を実感することができます。
- クラウドPBXの魅力もすごいですね。
- はい。従来型のビジネスフォンもクラウドPBXも、さらにはインターネット回線の設置工事もすべてOFFICE110で対応可能なので、ぜひお問い合わせください。
まとめ
主装置はビジネスフォンには欠かせないものですが、必ずしも社内に設置しなくてはならないというわけではありません。
方法は2通りあり、主装置内蔵型ビジネスフォンを導入するか、クラウドPBXを導入するかのいずれかです。
どちらの方法を取るにせよ、主装置の購入や初期設定工事が軽減されるため、初期費用を抑えて導入しやすくなります。
主装置なし電話機の場合には、中古品を選択肢に加えることで、導入コストを劇的に安くすることも可能です。
今なら主装置内蔵型ビジネスフォンもクラウドPBXもどちらも劇的に安いキャンペーンを実施しています。
興味のある方は、ぜひ気軽にOFFICE110にお問い合わせください。
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