ビジネスフォン(主装置)の設定方法解説!繋ぎ方や仕組みを知る
- ビジネスフォンを自分で設定しようと思うのですが、難しいんですか?
- ビジネスフォンの場合、家庭用電話機と違って主装置の設置や配線が必要です。
自力でも設置はできますが、工事には資格が必要なので基本的には業者に依頼しなければなりません。
- なるほど、素人には大変そうですね。
- はい、そうなんです。
それでは今回はビジネスフォンの設置工事内容を解説しますね。
家庭用電話機とビジネスフォンの違い
ビジネスフォンの大きな特徴は、オフィス外へ発着信・オフィス内で内線電話をつなげるための主装置「PBX」の存在です。
複数の回線をPBXから各電話機につなぐことで、少ない回線数でも社内の電話機すべてで応答できます。
それに対して家庭用電話機は1回線につき1台の電話機にしか接続できないため、電話機の数が多いほど基本料金が高額に。
つまりオフィス内で複数の電話機を使用するのであれば、ビジネスフォンの方が通信コストが安く済むというわけです。
↓家庭用電話機(一般電話機)との違いについて詳しく知りたい方はこちら↓
ビジネスフォンの配線方法の種類
ビジネスフォンの配線方法は、次の3種類のうちいずれかになります。
【配線の種類】
- スター配線
- バス配線
- LAN配線
それぞれメリット・デメリットがあるので、一つずつ詳しくご紹介していきます。
2-1.スター配線
スター配線は主装置から各電話機1台ずつに配線をつなぐ方法で、近年の主流となっています。
たとえ配線の一つが断線しても、他のビジネスフォンは問題なく使えるところがメリット。
しかし配線の総距離が長くなるため、オフィスのスペースを圧迫しやすいのがネックです。
2-2.バス配線
バス配線は、モジュラーケーブルで主装置をそれぞれの電話機につなぐ方法です。
スター配線に比べて配線距離が短く、ケーブルが邪魔になりにくいため、狭いオフィスに向いています。
しかし断線した場合、どのケーブルに問題が起きたかが分かりづらいというデメリットも。
つまり一部でもケーブルが断線すると、すべての電話機に影響を与えるため原因の解明に時間がかかるというわけです。
- またバス配線だと電話機の増設がしやすいので、今後事業拡大を予定している企業におすすめですよ。
2-3.LAN配線
LAN配線は、LANケーブルを使って主装置とIP電話機をつなぐ方法です。
従来のモジュラージャックを使わず、PCを使ったネットワーク網の管理が一括でできるというメリットがあります。
また配線はすべてLANケーブルを使用するので、他の配線方法よりもスッキリとおさまります。
しかし通信回線以外からの配電が必要のため、給電HUBかACアダプタで電源を確保しなければなりません。
ビジネスフォンには4つのユニット設定が必要
ビジネスフォンは、ただ配線をつなぐだけで使えるわけではありません。
主装置に「ユニット」を設置して配線を接続することで、はじめてビジネスフォンとして機能するのです。
【ユニットの種類】
- 内線ユニット
- 外線ユニット
- 単独電話機ユニット
- 拡張ユニット
それでは続いて、4つのユニットについて一つずつ解説していきます。
3-1.①内線ユニット
オフィス内で電話を取り次ぐには、「内線」機能が必要。
その内線を使用するために必要なユニットは、「8内線」と「16内線」が一般的です。
ユニットは一度に制御できる数は決まっており、指定の内線数を超えてしまうと作動しません。
またビジネスフォンの増設などで内線数が増えるにつれて、通信コストも上がるのでご注意ください。
3-2.②外線ユニット
外線ユニットは、オフィス外に電話をつなげるためのユニットです。
利用している電話回線によって種類が異なるので、設置する際には事前に確認しましょう。
【外線ユニットの種類】
- アナログユニット
- ISDNユニット
- ひかり電話ユニット
3-3.③単独電話機ユニット
単独電話機ユニットは、主装置と家庭用電話機・FAXなどをつなぐためのユニットです。
最近ではオフィスの受付に電話機を設置し、来訪時に社内のビジネスフォンにつないで応対している会社も多いでしょう。
2単体電話機ユニットでは2台、4単体電話機ユニットでは4台・・・というように電話機に接続でき、接続台数に応じて導入できます。
3-4.④拡張ユニット
拡張ユニットはビジネスフォンと周辺の機器を接続させるためのもので、業務の効率化に便利な機能が備わっています。
【主な拡張ユニットの種類】
- インターホン
- 電気錠
- ナースコール
- スピーカー
拡張ユニットを導入するとあらゆる機能がビジネスフォンで操作できるので、各機能をひとまとめにしたい場合におすすめです。
↓ビジネスフォンのユニットの種類についてさらに詳しく知りたい方はこちら↓
ビジネスフォンを増設するときのポイントと注意点
続いて、ビジネスフォンを増設する際の注意点は次の3つです。
【ビジネスフォン増設の注意点】
- 電話機は同じメーカーでそろえる
- 主装置の設定変更が必要
- 配線を組みなおす可能性がある
- 単純にビジネスフォンを買い足せばいいってわけではないんですね。
- はい、そうなんです。
それでは注意点をひとつずつ解説していきますね。
4-1.電話機は同じメーカーでそろえる
ビジネスフォンには細かい設定や規格の違いがあるため、主装置に対応しているメーカーでなければ作動しません。
もしもメーカーの異なる電話機を導入する場合、はじめから設置工事をしなければならないので余計にコストがかかってしまいます。
よって初期工事の段階で、あらかじめ事業拡大を見越して電話機の機種を選ぶと良いでしょう。
4-2.主装置の設定変更が必要
ビジネスフォンを増設するには、主装置に新しい電話機の設定をしなければいけません。
しかし主装置は接続できる数が決まっているため、新規分の空きがなければ主装置を拡張する必要があります。
当然主装置の拡張にはコストがかかるので、まずは現在の主装置の空き状況を確認した上で増設をご検討ください。
4-3.配線を組みなおす可能性がある
ビジネスフォンを増設すると、主装置から電話機までの配線も追加しなければなりません。
必要なケーブルの長さは、オフィスのレイアウトや配線方法によって異なります。
また壁面の内部に配線があるオフィスでは、配線工事と接続データ設定が必要なので注意しましょう。
ビジネスフォンの設置・設定は自力でできる?
- ビジネスフォンの工事って、自分でもできるんですか?
- ビジネスフォンの設置には、国家資格である「工事担任者」の資格が必要。
もし資格を持っていない人が工事をして通信妨害をした場合、罰則を受けることになります。
- 資格が必要なんですね・・・罰則は避けたいです。
- 2年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる場合もあるので、十分に注意してくださいね。
次に、ビジネスフォンの工事に必要な資格についてご紹介します。
5-1.ビジネスフォン設置・設定工事の資格とは?
ビジネスフォン工事に当たって必要な資格は、「AI」「DD」「AI・DD総合種」の3種類。
「AI種」はアナログ電話や総合デジタル通信サービス(ISDN)、「DD種」はブロードバンドインターネットやデジタルデータ伝送サービスに関わる接続を工事の範囲とします。
資格取得試験は年に1回行なわれ、合格者のみが対象の工事に着工できます。
資格者証 | 対象 | 端末例 |
---|---|---|
AI第一種 | ・全てのアナログ/ISDN回線 | ・中/大型PBX |
AI第二種 | ・電話2~50回線
・ISDN一時群インターフェース1~2回線 |
・小型PBX
・ボタン電話 ・ISDNを使ったデータ転送など |
AI第三種 | ・電話1回線
・ISDN基本インターフェース1回線 |
・電話機/ホームテレホン/FAXなど
・ISDN端末 |
資格者証 | 対象 | 端末例 |
---|---|---|
DD第一種 | ・全てのデジタル回線(ISDNを除く) | ・中/大型PBX |
DD第二種 | ・100Mbit/a以下のデジタル配線(ISDNを覗く | ・小型PBX
・ボタン電話 ・ルーター/LANなど |
DD第三種 | ・主としてインターネット接続用の回線 | ・ホーム/SOHO程度のルータ |
資格者証 | 対象 |
---|---|
AI・DD総合種 | ・AI第一種/DD第一種の工事の範囲を含む |
- アナログ回線とデジタル回線で、試験の種類や工事内容が変わるんですね。
- さらに言えば、数字が少なくなるほど専門的な工事が可能で、試験の難易度も上がっていきますね。
ビジネスフォンの設置工事は専門業者に頼むのがいい
以上より、ビジネスフォンの設置工事には国家資格が必要だとご紹介しました。
そのため多くのスタートアップ企業は、多少お金がかかってもビジネスフォンの設置を業者に依頼しています。
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それでは続いてOFFICE110の詳細をご紹介するので、ビジネスフォンをとにかく安く導入したい方は必見です!
6-1.ビジネスフォンが業界最安値!増設は「OFFICE110」にお任せ
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それでは続いて、OFFICE110のビジネスフォンが選ばれる理由を具体的にご紹介します。
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まとめ
- では最後に、ビジネスフォンの設定方法についておさらいです。
【ビジネスフォンの設定方法について】
- ビジネスフォンの配線にはスター配線・バス配線・LAN配線の3種類がある
- ユニットは内部ユニット・外部ユニット・単独電話機ユニット・拡張ユニットの4種類がある
- ビジネスフォンの工事には「工事担任者」の資格が必要
- ビジネスフォンの工事は業者に任せた方が良い
- ビジネスフォンの設置って個人でできると思っていましたが、業者に任せた方が良さそうですね。
- ビジネスフォンの配線や主装置の設置工事には国家資格が必要です。
多少費用がかかっても工事業者にお任せすることをおすすめします。
- ありがとうございます、参考になりました!
- 最後にビジネスフォンに関わる疑問や不安がございましたら、オフィス機器のプロである「OFFICE110」へ一度お問い合わせくださいませ。
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