【ホームテレホンとは?】特徴・違い・小規模オフィスにおすすめの理由
「オフィス用のビジネスフォンは必要ないけど、家庭用電話機では機能が物足りない」という方のための記事です。
小規模・少人数の事務所では、高額な費用がかかる「ビジネスフォン」の導入を諦めるケースも多いのではないでしょうか。
そんなとき、『ホームテレホン』という選択肢があります。
ホームテレホンならビジネスフォンよりも低価格で導入できる上に、業務に必要な機能を最低限使えるため、オフィスでも十分利用できます。
この記事では、
- 「ホームテレホンとは何か?他の電話機と何が違う?」
- 「ホームテレホンの便利な使い方は?どんなシーンに向いている?」
- 「具体的におすすめのホームテレホンはどの機種?」
といった疑問を解決します。
失敗や損なく、利用用途に合ったホームテレホンを低コストで導入したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事でわかること】
- ホームテレホンの特徴や、一般電話機・ビジネスフォンとの違いがわかる
- ホームテレホンが向いている人や便利な使い方がわかる
- ホームテレホンの導入方法やおすすめの機種がわかる
小規模事務所に便利な仕組みの電話機「ホームテレホン」とは?
ホームテレホンとは、一言で表すと「ビジネスフォンと一般家庭用電話機の中間のような電話機」です。
主に、小規模のオフィスや店舗併用住宅、二世帯住宅に適している電話機と言われていますが、具体的にどのような特徴があるのか見てみましょう。
ホームテレホンの3つの特徴
まずはじめに、ホームテレホンの大きな特徴を3つ紹介します。
特徴①最大で2人が同時に通話できる(2チャネル使える)
ホームテレホンは、最大で2人が同時に通話できます(=2チャネル使える)。
一般の家庭用電話機は1チャネルしか使えないので、1人が電話をかけている間は、2人目は同じ電話番号で通話ができません。
しかしホームテレホンなら、2チャネル使えるので2人目も同時に通話が可能です。
チャネルとは?
チャネルとは、「一つの電話番号で最大何人まで同時に通話できるか」を表すもの。
チャネル数が『2』の場合、同じ番号で最大2人まで同時に通話できます。
詳細はこちら:電話のチャンネル数とは?ビジネスフォンのチャンネル数の決め方
特徴②主装置があり電話機内蔵タイプと別筐体タイプがある
ホームテレホンには、主装置が電話機に内蔵されているタイプと社内で別に設置するタイプがあります。
主装置とは、ビジネスフォンを使うときに内外線を各電話機に振り分ける変換機のことです。
主装置内蔵型のホームテレホンなら、家庭用電話機のように主装置を別で設置しなくても最大で2人が同時に通話できる点が大きなメリットです。
主装置とは?
複数の内線と外線と内線を共有し、制御する小型の交換機のこと。
主装置を社内に設置することで、複数の電話機を使って同時に外線の受発信や、社員同士の内線通話が可能になります。
また主装置にはユニットと呼ばれる基盤が組み込まれており、それによって内線通話や保留転送、留守番電話などの様々な機能が利用できます。
詳細はこちら:ビジネスフォンの主装置とは?役割・価格・耐用年数を徹底解説!
特徴③ビジネスフォンほどではないが必要な機能は備わっている
ホームテレホンはビジネスフォンほど多機能ではないですが、家庭用電話機にはない便利な機能が備わっています。
例えば、使い方を複数選べる転送機能やインターホンと電話機を連動できる機能などです。
- 主装置を置かずに2人が同じ番号で同時に通話が可能、ビジネスフォンのように内線通話もでき、業務に必要な機能も最低限揃っているため、まさにビジネスフォンと一般電話機の中間だと言えるでしょう。
ホームテレホンとビジネスフォンと一般電話機の違い
ホームテレホンは、ビジネスフォンや一般家庭用電話機と何が違うのでしょうか。
ということで、各電話機の違いを簡潔にまとめました。
ビジネスフォン | ホームテレホン | 一般家庭用電話機 |
---|---|---|
主装置がある (社内に設置する) |
主装置がある (内蔵型電話機がある) |
主装置なし |
2人以上同時に通話できる (チャネル数の追加が可能) |
最大で2人まで同時に通話できる | 1人しか通話できない |
社員が多い企業向け | 小規模事務所や店舗併設住宅、二世帯住宅向け | 一般家庭向け |
主に「一つの電話番号で何人同時に通話したいか」を考えて、利用用途に合った電話機を選びましょう。
ホームテレホンの導入をおすすめする3つのケース
各電話機の違いがお分かりいただけたところで、ホームテレホンが向いている状況を具体的に解説します。
ケース①電話を同時に使うのが2人以下の場合
ホームテレホンは、2人が同時に電話を使う場面が多いケースに最適な電話機と言えます。
同時に電話を3人以上使う状況がないのであれば、費用をかけてビジネスフォンを導入しなくても、快適な電話通信環境が構築できるでしょう。
では、ホームテレホンがよく使用される状況を見てみましょう。
小規模・少人数の事務所
事務所や店舗で電話を同時に使う人数が2人以下の場合は、ホームテレホンという選択肢が出てきます。
- 小規模・少人数の事務所で使うためビジネスフォンほど多機能ではなくて良い
- 業務に必要な機能が最低限使えれば良い
といった場合は、ビジネスフォンを導入するよりも低費用で電話環境を構築できるでしょう。
最近では「soho?Small Office/Home Officeの略語で、小さなオフィスや部屋をオフィスとする働き方。×」の考え方が浸透したことで、事務所に電話を取れる人が1~2名という小規模事務所も増えており、ホームテレホンの需要が拡大しています。
また、転送電話機能付きのホームテレホンもあるので、営業回りや在宅ワークで事務所に人がいない場合でも電話をスマホへ転送できます。
店舗併設住宅
飲食店や美容、整体、コンサルティング事務所など、自宅を店舗として併用する“店舗併設住宅”でもホームテレホンが向いている場合があります。
店舗と自宅で電話番号を分けたい場合だけではなく、「自宅でも店舗の番号を使いたい場合(その逆も)」には、ホームテレホンの最大で2人同時通話できるという特徴が活かせるでしょう。
【店舗併設住宅でのホームテレホンの便利な使い方】
- 夫婦経営で、店舗にかかってきた電話を自宅にいる夫につなぎたい
- 自宅で妻が通話中でも、自宅宛てにかかってきた電話を店舗で取りたい
また、音声ガイダンス機能がある電話機を使用すれば営業時間外のメッセージを流せるので、店舗併設住宅でも仕事とプライベートをしっかり区別できます。
以上のことから、店舗併設住宅にもホームテレホンの導入を検討する価値があります。
二世帯住宅
二世帯住宅でも、ホームテレホンは便利です。
1本の光回線で二世帯の電話を分けることができるのはもちろん、世帯間の電話を転送機能でスムーズにつないだり、内線を使って家族間の通話料を節約したりといった使い方ができます。
【二世帯住宅でのホームテレホンの便利な使い方】
- 親世帯にかかってきた電話を子世帯で受けて、親世帯の電話機に保留転送する
- 親世帯と子世帯で内線通話が無料でできる
上記のような使用用途に魅力を感じる場合は、大いにホームテレホンの導入を検討する価値があるでしょう。
ケース②導入費用を削減したい場合
もしビジネスフォンを導入するなら、「主装置」を別途設置しなければなりませんので、主装置の本体代と主装置を設置するための工事費がかかります。
主装置だけでも相場は20万円あたりとされているので、開業したての時期にはとても痛い出費です。
しかし「業務で使うけどビジネスフォンの導入費用は高いと感じる…」という場合はホームテレホンの導入を検討してみましょう。
主装置内蔵型のホームテレホンなら主装置の費用を削減できます。
ビジネスフォンの導入とホームテレホン導入の費用感は、こちらです。
【ビジネスフォンとホームテレホンの導入費用感】
- ビジネスフォン導入例:主装置 + 設置工事費 + ビジネスフォン × 台数
- 主装置内蔵型のホームテレホン導入例:設置工事費 + ホームテレホン × 台数
「電話を同時に使うのが2人以下の場合」であれば、ビジネスフォンではなくホームテレホンを導入することで費用を削減できるでしょう。
ケース③主装置の設置スペースに困る場合
小規模事務所では、「主装置」を設置するスペースに困るかもしれません。
主装置はデリケートな機械なので、歩いていて足が当たってしまったり物を落とした際に当たってしまうような場所に置くのは避けましょう。
つまり、主装置の大きさ以上に設置スペースを確保しなければならないのが、意外と悩みどころになります。
その点、主装置内蔵型のホームテレホンなら主装置の設置スペースを確保する必要がありません。
ちなみに、ビジネスフォン主装置のサイズはS・M・Lとあり、Sから順にサイズが大きくなります。
例えば、NTTのビジネスフォン「Netcommunity SYSTEM αNX Ⅱ」の主装置は、Sサイズ(最大4回線・最大接続電話機10台)で以下のサイズ感です。
【Netcommunity SYSTEM αNX Ⅱの主装置サイズ】
- 横幅:約39センチ
- 縦幅:約31センチ
- 厚さ:約12センチ
小規模事務所でスペースがないという場合には、主装置内蔵型のホームテレホン導入も選択肢になります。
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ホームテレホンを導入する際の2つの注意点
次に、ホームテレホンを導入する際の注意点を2つ解説します。
注意点①電話機の種類が少ない
ホームテレホンはビジネスフォンや家庭用電話機に比べて、圧倒的に電話機の種類が少ないです。
ホームテレホンが向いている状況は限られているため、各メーカーもそれほど生産していないのだと思われます。
ただその反面、ビジネスフォンや家庭用電話機は種類が多すぎて迷ってしまいますが、ホームテレホンは種類が少ない分電話機選びに迷うことがないというメリットもあります。
おすすめのホームテレホンも後述していますので、ぜひ参考にしてください。
注意点②ビジネスフォンと比べて格安なわけではない
ホームテレホンがビジネスフォンと比べて格段に安いかと言われると、そうでもありません。
新品のホームテレホンだとビジネスフォンよりは安くても、そこまで価格が変わらないので、ホームテレホンの「リース」や「中古品の購入」も検討してみましょう。
例えば、リースでホームテレホンを導入すれば、キレイで高機能な電話機を月3,000円程度~で導入できます。
おすすめのホームテレホンはNTT「αB1」!機能と人気の秘訣を解説
ビジネスフォンやホームテレホンを12万社以上の企業に導入した実績のある「OFFICE110」が、ホームテレホンのおすすめ機種をひとつご紹介。
それが、NTTのホームテレホン「αB1」です。
NTTの「αB1」は主装置を内蔵しているため2人同時通話ができるのはもちろん、小規模のオフィスなどに十分な機能が備わっており、ホームテレホンの中でも特に人気のモデルです。
では、「αB1」がおすすめの理由も詳しく紹介していきます。
2チャネル対応で電話機はコードレスを含め8台まで接続可能
「αB1」はホームテレホンなので2チャネルに対応、それに加えて電話機は8台まで接続できます。
コードレスの固定電話機やポケットサイズのデジタルコードレス電話機など、ラインナップも豊富です。
デジタルコードレス電話機には防水機能が搭載されているので、水を扱うサロンや工場などでも気軽に持ち歩けます。
転送・留守電機能で外出時や営業時間外メッセージも対応◎
「αB1」は、事務所を空ける時間が長い方には欠かせない転送機能を搭載しています。
事務所が少人数の事務所では、ビジネスシーンを逃さないために転送機能は必須です。
また、店舗を運営する方には営業時間外などのメッセージが再生できるので、お客様に自動で案内ができます。
カラーカメラドアホン機能で来客対応が安心
「αB1」は、カラーカメラドアホン対応で来訪者の映像を確認しながら来客対応ができます。
特に、開業したての事務所には営業マンなどがすぐ営業に来て驚くこともあるでしょう。
そんなときも、ドアを開ける前に相手の姿が見えるのはとても安心です。
また、ご家庭でも玄関の様子が確認できるのは安心感があります。
さらに来訪者の画像を保存できるので、後から誰が来たかを確認できてセキュリティー面も心強いです。
見た目や使い心地はほとんどビジネスフォン
事務所や店舗併設住宅で使う電話機は、ビジネスフォンの「見た目」も気になるのではないでしょうか。
電話機は事務所や店舗のレイアウトのひとつになるので、雰囲気を崩さないデザインも必要です。
その点、「αB1」はビジネスフォンのようなデザインで事務所の雰囲気を崩しません。
ビジネスシーンでも人気のモデルで、事務所や店舗への来客が増えても堂々と長く使っていけるホームテレホンです。
OFFICE110がαB1の低費用&最適な導入方法をご提案!
NTT「αB1」が気になるけど導入方法や使い方が不安という方は、OFFICE110にご相談ください。
OFFICE110は、今までホームテレホン・ビジネスフォンビジネスフォンを12万社以上の企業に導入してきました。
- 2人が同時に通話できることが絶対条件
- 一般的なビジネスフォンは導入コストが高く諦めていた
- ビジネスフォンと同じような機能が使えたら嬉しい
といった希望に合わせて、低費用で最適な導入方法をご提案します。
「電話機は購入するのがいいのか、リースで使うのがいいのか?」など、疑問があればお気軽にご連絡ください。
また、これから事務所を開業するという方に「開業支援キャンペーン」を行っておりますので、ぜひご利用ください。
新規の事務所は電話機だけでなく、家具やその他のオフィス機器も必須です。
開業支援キャンペーンでは、事務所に必要なものを0円でお揃えできるように全面支援しています!
ホームテレホンの導入を検討している方はもちろん、開業をまとめて低費用で行いたい方も、ぜひお気軽にOFFICE110へご相談ください。
まとめ
小規模事務所に便利な仕組みの電話機「ホームテレホン」とは?という内容を解説してきました。
最後に内容をまとめます。
【ホームテレホンの特徴】
- 最大で2人まで同時に通話ができる(2チャネル)
- 主装置が内蔵されている電話機がある
【ホームテレホンが向いている状況】
- 電話を同時に使うのが2人以下の場合(小規模事務所、店舗併設住宅、二世帯住宅)
- 導入費用を削減したい場合
- 主装置の設置スペースに困る場合
【ホームテレホンの注意点】
- 選べる電話機の種類が少ない
- オフィスで利用する電話機と比べて格安というわけではない
いかがでしたでしょうか。
ビジネスフォンを導入するには、大掛かりな工事や費用、管理コストがかかります。
小規模事務所や二世帯住宅には「ホームテレホンという選択肢」もあることを知り、ビジネスフォンの導入と比較すると、余計な費用を削減できるかもしれません。
OFFICE110では、ホームテレホンの低費用&最適な導入方法を提案していますので、電話機の導入に悩んでいる方はぜひお気軽にご相談ください。
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