2018年版 ビジネスフォン かけ放題プラン4選
オフィスではビジネスホン(ビジネスフォン)の利用頻度はかなり多く、費用も決して馬鹿になりません。
特にコールセンターやアウトバウンドのテレアポ業務、代理店や直営店の店舗管理を行っている企業ではかなり高額の費用を通話料として支払われているのではないでしょうか?
請求書を見て、携帯電話のように電話かけ放題のプランがあったら・・・なんてふと思ってしまう経理担当者の方も少なくないと思います。
今回の記事はそんな方々に参考にしていただきたく、ビジネスホンのかけ放題プランの現状についてまとめました。
ビジネスホンをかけ放題で利用するには
ビジネスホンをかけ放題で利用するには、いくつかの方法があります。
まずは、どのような方法がとれるか確認しましょう。
かけ放題プランのあるビジネスホン
かけ放題プランのあるビジネスホンについては以下のものがあります。
- IPビジネスホン・・・相手方が同じプロバイダのIP電話を使用している際には通話料が無料になります。
- スマホを内線化・・・元々、ビジネスフォンの内線は通話料がかかりません。アプリを利用しスタッフ保有のスマホを内線化することにより、外出時のスタッフとの連絡業務が内線として通話料無料になります。また、通話定額プラン加入のスマホを契約することにより、外線についても定額で通話し放題になります。
- 通話定額プランのスマホと連携・・・通話定額プランのスマートフォンと連携することにより、国内の固定電話、携帯電話に対して24時間無料で発信できます。
- ソフトフォン・・・Skypeなどのインターネット回線を利用した通信のことを指します。ソフトフォン同士はプロバイダーが異なる場合でも無料で通信できます。
プラン導入の難易度
通話定額プランにメリットがあっても、イニシャルコストが高くついてしまってはメリットも半減します。
それぞれ、導入の難易度を検証します。
結論としては、これらの中で最も容易に導入できる可能性が高いのが、通話定額プランのスマホと連携させる方法です。
スマホ連携アダプターという専用の装置を購入し、PBX(主装置)に接続することにより使用可能になります。導入費用については個別に見積もりを取る必要がありますが、一般的に大掛かりな作業は不要です。
ソフトフォンは、導入費用が非常に安く、設置工事などの面でもインターネットの光回線さえあれば導入は容易です。ソフトフォンがこれから浸透し、使い勝手が向上すれば、導入を検討する企業が増えるでしょう。
IPビジネスフォンの設置については、現在使用しているビジネスホン子機がIP電話に対応していない場合は電話機やPBXの交換の必要が生じます。
スマホの内線化については、そのままスムーズに導入できるケースもなくはありませんが、必要台数のスマートフォンの契約、PBXの環境整備などに費用が発生する可能性があります。しかし、中期的・長期的な運用を考えると、スマートに利用できるのでメリットが大きいです。
ビジネスホンかけ放題プランの詳細メリット・デメリット
ビジネスホンかけ放題プランの詳細を説明します。
IPビジネスホン
IPビジネスフォンは、050から始まるインターネット回線を使用したビジネスフォンです。
メリットは以下の通りです。
- 同じプロバイダー同士の通話が無料で使用できることに加え、一般電話、携帯電話、国際電話の通話料についても従来のビジネスフォンよりも安い
- 新たに回線を引く場合、アナログ回線のビジネスフォンを引くよりは安く、回線作業の段取りもそれほど大変ではない
一方で、デメリットとしては以下のものがあります。
- 電話番号が050から始まること
- 一般電話から050の番号に発信すると高くなる場合があること
拠点間、店舗間の電話連絡が非常に多いオフィスにおいて、IPビジネスホンの通話定額のメリットを受けられます。
スマホを内線化
携帯電話事業者のサービス(ドコモのオフィスリンクやKDDIのビジネスコールダイレクトなど)を利用したり、スマホ内線化のアプリをダウンロードしたりすることにより、会社保有の携帯電話をビジネスホンの内線として利用できます。
スマートフォンから会社の代表番号で発信できるサービスもありますが、その場合は通話定額にはならないので、この方法を用いた場合も基本的には社内の内線が無料になるイメージです。
- スマホを内線化することにより、外出先の社員とも内線として話せるので通話料がかからない
- 通話料を気にせずにやり取りができるので業務の効率化、活性化につながる
というメリットがあります。
一方、以下のデメリットが考えられます。
導入にあたって、携帯電話の事業者を統一する、必要台数分の携帯電話を契約するなど大きな事務負担が発生する。また、携帯電話会社が提供するサービスに加入をする場合には、インターネット光回線のプランも併せて契約する必要があるなど、気軽には申し込みにくい。
外出の多い営業社員とのやり取りや顧客からの電話の取次ぎが多いオフィス、多くの在宅ワーカーを抱えるオフィスで大きなメリットがあるでしょう。
スマホ連携アダプターを利用する
通話定額プランに契約をしたスマホとアダプターを使用して連携させることにより、手元のビジネスフォンからスマートフォンの通信網を使用して発着信できます。
メリットとしては、以下の通りです。
- 外線発信時にも、ボタン一つで簡単に無料通話できる
- 携帯電話に着信があった際には、手元のビジネスホンで受電可能。その際に、ビジネスホン画面に相手方の電話番号が表示される(ただし、発信者番号の設定状況やビジネスホンの機種によっては対応外の可能性もある)
- 比較的容易に連携ができます。
逆に、デメリット(注意点)しては、以下の通りです。
- 外線発信の際には、相手方のディスプレイには携帯電話の電話番号が表示される(もしくは非通知)。代表番号発信には対応していません
- 海外通話には対応していません
- 携帯電話会社の通話定額プランを利用したプランです。携帯電話会社のプラン改定があり定額プランがなくなってしまった場合には、利用できません。
外出の多い社員との電話打ち合わせ、直営や代理店の店舗との連絡業務が多い企業で非常に喜ばれるサービスといえるでしょう。
Skypeなどのソフトフォン
Skyapeなどのインターネット回線を利用した通信はソフトフォンと呼ばれます。
IP電話と似ていますが、IP電話は同じプロバイダー同士の間の通話が無料であるのに対して、ソフトフォンの場合はプロバイダーが異なる場合でも同じソフト同士であれば無料通話できます。
また、固定電話番号での発信にも対応しており、無料ではありませんが割安な料金設定になっています。
元々、個人向けのサービスとしてスタートしていますが、その音声品質の高さや安全性からビジネスでも多く利用されるようになってきており、現在国際電話のシェアの16%を占めているといわれます。
元々は、通話の際にパソコンにマイクを装着する必要がありましたが近年ビジネスフォンと連携できるタイプの物も登場しています。
今後ますます、発展が期待されるサービスです。
現状では、Skypeを利用したBtoCサービス(例えばSkypeを使用したマンツーマン英会話レッスンなど)にて利用されています。
また今後は、PCなどとの連動性を高めコールセンターやカスタマーサービスにも利用が広まっていくことが予想されています。
まとめ
ビジネスホンにおいて、電話かけ放題のサービスについてまとめました。
いくつかかけ放題のプランはあるものの、現状ビジネスフォンでは代表番号では発信できないなどのいくつかの制約がついています。しかしながら、社内向けにスマホを内線化したり、IPビジネスホンを使用したりすることにより通信費を削減できる見込みはあります。
また、将来的にはインターネット通信がより発達していくことが見込まれ、中でもSkypeを始めとしたソフトフォンについては大きな期待が寄せられています。
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