ビジネスフォンケーブルの延長法!コネクタとケーブルの種類から選択
- ビジネスフォンのケーブルが短くて、置き場所に困っているんです。ビジネスフォンに使える延長ケーブルのような物ってありますか?
- はい、ありますよ。ビジネスフォンに使える延長ケーブルは、家庭用電話機とは違うケーブルなので、選び方を知っておく必要があるんです。ビジネスフォンのケーブルを延長する方法について、ご説明しますね。
オフィスの環境によっては、配線やオフィス内の動線の関係から、ビジネスフォンを置ける場所が限られてしまいます。
この制限をある程度緩和するために、ビジネスフォンの電話線を延長したいと考える方もいるのではないでしょうか?
しかし、ビジネスフォンに使われているケーブルは種類が決められているため、正しいケーブルを選ばないと購入しても使えません。
ビジネスフォンのケーブルを延長する方法と、延長に使えるケーブルに関する知識をご紹介します。
ビジネスフォンのケーブルを延長する方法
- ビジネスフォンのケーブルを延長するには、どんな方法がありますか?
- ビジネスフォンのケーブルを延長する方法は、主に2つあります。どちらも延長ケーブルを用意すればできるので、多くのオフィスで採用されています。
ケーブルを使わない方法としては、無線LANで機器同士をつなぐワイヤレスIPビジネスフォンを導入する方法があります。
今回は、ケーブルを使用する方法をご紹介しますね。
1-1.延長ケーブルを使用する
家電量販店などで販売されている延長ケーブルや、ケーブル同士を連結する延長アダプタを活用する方法です。
ビジネスフォンと対応している延長ケーブルや、接続に必要な部品をさすだけでできるため、誰でも簡単にできます。
ケーブルの途中で延長アダプタにさしこみ、もう一方にケーブルをさせば、かなり長い距離も延長可能です。
1-2.長いケーブルに変える
もう一つの方法として、ビジネスフォンにさしているケーブルを今のものよりも長いケーブルに変えてしまう方法があります。
ケーブルを差し替えるだけなので、誰でもできる上に手間もかかりません。
ビジネスフォンのさし口に合ったケーブルを購入すればいいだけなので、お店や通販でケーブルを選ぶ際にいろいろなケーブルの中から適切な製品を選べる方法でもあります。
ビジネスフォンに使われる電話線について
- ビジネスフォンのケーブルを延長する方法は、案外簡単な方法なんですね。延長に使うケーブルはどれでもいいんですか?
- 実は、ビジネスフォンに使われているケーブルは、ある程度種類が決まっています。正しいケーブルを選ばないと、せっかくケーブルを購入しても使えないんです。ビジネスフォンに使えるケーブルの種類や特徴、選び方をご説明しますね。
2-1.電話線はモジュラーケーブルを使う
ビジネスフォンをはじめとした電話に使われているケーブルは、モジュラーケーブルといわれています。
モジュラーケーブルはケーブルの両端がモジュラージャックになっており、これをビジネスフォンの機器や電話線に差し込んで使用するのです。
また、ビジネスフォンに接続するための、ローゼットと呼ばれる部品も取り付けなくてはなりません。
ローゼットは機器に取り付けられているものを使えばいいですが、ビジネスフォンの延長ケーブルの場合は、ビジネスフォンに対応したモジュラーケーブルが必要になります。
モジュラーケーブルは家電量販店でもよく取り扱われているポピュラーなものです。
しかし、ビジネスフォンに使用できるケーブルは、種類が限られています。
ビジネスフォンの延長ケーブルとして利用できるモジュラーケーブルを正しく選ぶには、モジュラーケーブルの種類や特徴を押さえておくことが重要です。
2-2.モジュラーケーブルの種類
まず、モジュラーケーブルには2つの種類があります。
【モジュラーケーブルの種類】
- ストレート配線:両端のコネクタ属性がそのままストレートに接続されるケーブル
- ロールオーバー配線:両端のコネクタ属性が入れ替わって接続されるケーブル
一般的にはストレート配線のモジュラーケーブルを使用します。
どちらも使用できますが、ビジネスフォンの中にはジャックの極性が変わってしまうと使用できなくなる機器もあります。
ロールオーバータイプを使用する場合は、極性の入れ替わりがあっても使用できるかを確認しておきましょう。
2-3.コネクタにも種類がある
モジュラーケーブルは、配線だけでなくコネクタにも種類があります。
モジュラーケーブルの商品説明などを見ていると「○極△芯」という単語を目にするかと思います。
これが、コネクタの種類です。
この中の「○極」とは、そのまま極数のことを指しており、その数の分の導線をつなぐことを表しています。
では、「△芯」の部分が何を表しているかというと、導線の数を表しています。
モジュラーケーブルのジャック部分を見ると、金色の導線があります。
これが「△芯」と表現される部分です。
2芯なら導線が2本、4芯なら導線が4本入っている、というわけです。
モジュラージャックには主に3つの種類があります。
【モジュラージャックの主要なタイプ】
- 6極2芯
- 6極4芯
- 6極6芯
ビジネスフォンに使用されるモジュラーケーブルも、ほとんどはこの3つのタイプのモジュラージャックから選ぶことになります。
2-4.基本は6極4芯のストレートを選ぶ
では、ビジネスフォンのモジュラーケーブルは、どれを選べばいいのでしょうか。
まず、ビジネスフォンはその機種や機能によって、使えるジャックが違います。
使用するモジュラーケーブルがどんなタイプなのかを知るには、ビジネスフォンの取扱説明書などに記載されています。
まずは説明書や実際のモジュラーケーブルを確認してから購入しましょう。
しかし、場合によっては取扱説明書がない、ケーブルのジャック部分を確認しても分からなかった、というケースもあるかと思います。
そういう場合は、ビジネスフォンによく使われている6極4芯タイプを選んでください。
ビジネスフォンのジャック形状によっては、ロールオーバー配線だと使用できなくなってしまう点を考えると、6極2芯、又は6極4芯のストレート配線タイプを選ぶといいでしょう。
ビジネスフォンに使われているモジュラーケーブルの種類は、6極2芯、6極4芯タイプが多いです。
6極2芯は6極4芯でも対応できるので、万が一違うモジュラーケーブルを購入しても使用できます。
また、6極4芯が使用できない場合は、6極6芯が正しいものである可能性が高いです。
ケーブルを買い直す必要がある場合でも、先に6極4芯を購入しておけば、購入するケーブルが2本で済みます。
どうしてもモジュラーケーブルのタイプが分からない場合は、6極4芯のストレート配線タイプを購入しましょう。
延長ケーブルを選ぶ時に役立つ知識
- ビジネスフォンのモジュラーケーブルは、たくさんの種類があるけど、選び方自体は簡単なんですね。これなら延長ケーブルとしていろいろ活用できそうです。モジュラーケーブルを延長ケーブルとして活用するときに、役立つ知識はありませんか?
- モジュラーケーブルは仕組みがとても簡単なケーブルです。この仕組みの単純さを活かした活用方法をご紹介しますね。
3-1.延長アダプタよりも長いケーブルの方がトラブルが起きにくい
モジュラーケーブルは接点が少ない方が、信号を伝えるときに発生するノイズが少なくなります。
延長アダプタなどを使ってケーブルを連結するよりも、ケーブル自体を長いものに変えた方が話の音声などがクリアに伝わるようになります。
延長ケーブルを用意する費用に余裕があるなら、延長アダプタを購入するよりも、現在使用しているケーブルよりも長いケーブルを購入して付け替えた方が使いやすくなります。
延長アダプタなどは、短いケーブルが複数余っているときや、長いケーブルを購入するよりもアダプタを活用した方が費用を抑えられる場合に活用するものと考えておくといいでしょう。
3-2.芯線数は大きければ大きい程対応できるケーブルが多い
先程も触れましたが、モジュラーケーブルのジャックは、芯線数が多ければ多いほど対応できるケーブルが多いです。
6極6芯のモジュラーケーブルであれば、本来対応するケーブルの種類が6極4芯、又は6極2芯の場合でも使用可能です。
とはいえ、ビジネスフォンもモジュラーケーブルも、正しい芯線数で使用することを想定して作られていますから、ビジネスフォンに対応するケーブルを使用することがベストになります。
ビジネスフォンは特殊な機器でない限り6極4芯のケーブルがあれば対応できますから、ケーブルを用意するときは基本的に6極4芯のケーブルを選ぶようにしましょう。
ビジネスフォンの延長は仕組みを理解すれば簡単
モジュラーケーブルを正しく使えば、ビジネスフォンのケーブル延長は簡単にできます。
また、ビジネスフォンの機種をワイヤレスタイプに変更すれば、ケーブルを使用する場合よりも自由度の高い設置が可能です。
OFFICE110では、ビジネスフォンのケーブル延長から最新機種への買い替えなど、ビジネスフォンに関するご相談を幅広い範囲でお受けしています。
ビジネスフォンの買い替えや設置のご相談、電話線や無線LANに関するご相談は、OFFICE110にお任せください。
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