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クラウドPBXとIP-PBXを徹底比較|仕組み・機器設置・費用を解説【お役立ち情報】 | OFFICE110

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クラウドPBXとIP-PBXを徹底比較|仕組み・機器設置・費用を解説

クラウドPBXとIP-PBXを徹底比較|仕組み・機器設置・費用を解説

近年、従来のビジネスフォンから進化した、インターネット回線を活用するオフィスの電話システムの導入が進んでいます。

それが「クラウドPBX」「IP-PBX」と呼ばれるシステムですが、それぞれ具体的にどのような特徴があり、どう違うのかわからない方が大半ではないかと思います。

  • クラウドPBXやIP-PBXって何?具体的にどう違うの?
  • 自社ではクラウドPBXとIP-PBXのどちらを選ぶべき?
  • クラウドPBXとIP-PBXのおすすめサービスは?

といった疑問をお持ちの方へ向けて本記事では、クラウドPBXとIP-PBXの違いを初心者向けにわかりやすく解説します。

さらにクラウドPBXとIP-PBXのそれぞれが向いている企業の特徴や、おすすめサービスを紹介するので、電話システムの導入・見直しを検討している方は最後まで必見です。

この記事の目次

  1. 「IP-PBX」と「クラウドPBX」とは?

  2. IP-PBXとクラウドPBXの違いを徹底比較!

  3. IP-PBXとクラウドPBXのどちらを選ぶべき?

  4. IP-PBX・クラウドPBXのおすすめサービス4選!

  5. まとめ
スマートフォンがビジネスフォンになる!クラウドPBXならOFFICE110の「OFFICE PHONE」

「IP-PBX」と「クラウドPBX」とは?

「IP-PBX」「クラウドPBX」の特徴を解説する前に、とはどのようなものかを詳しく解説します。

本章でそれぞれの特徴をしっかり把握すると、この後の内容が理解しやすくなるため、ぜひご一読ください。

そもそもPBXとは何か

IP-PBXとクラウドPBXの特徴を解説する前に、まずは共通する「PBX」についてご紹介します。

PBXとは

「Private branch exchange」の略で、複数の電話機やデバイスを接続することで、内線・外線・転送などの機能を利用できるようにする装置のことです。

一般電話機(家庭用電話機)の場合、1つの電話番号に対応する電話機は1つのみですが、PBXを導入すれば、複数の電話機での着信の仕分け・転送が可能になります。

この結果、外部からの着信に効率的に対応でき、電話の取りこぼしを防ぐことができます。

また、内線通話で通話料を発生させることなく会話できるようになるため、コストの削減も可能です。

このようにPBXは、電話の発着信に関する利便性を大幅に向上させる装置といえます。

IP-PBXとは?

IP-PBXを説明する画像

IP-PBXのIPとは、「Internet Protocol」の略で、噛み砕いて説明すると「インターネット回線を利用している」といった意味合いです。

つまりIP-PBXとは、複数の電話機やデバイスとの接続がインターネット回線を介して行えるPBXのことを指します。

従来のPBXでは電話機をつなぐのに電話線を使用していたため、固定電話機でしかビジネスフォンの機能が使えませんでした。

しかしIP-PBXではインターネット回線を使用するため、スマートフォンやパソコンでも内線・転送などが利用可能です。

なお次項で紹介するクラウドPBXもインターネットを通して通話するため、IP-PBXとひとまとめにして「クラウドPBX」に表記されることもあります。

しかし、それぞれ仕組みが少し異なることで初期費用やコストに違いが出るため、別物と考えておく方がよいでしょう。

クラウドPBXとは?

クラウドPBXとは

「クラウド(cloud)」とは、インターネットを活用してデータの保存・共有・管理などをネット上で可能にしたサービスのことです。

つまりクラウドPBXとは、クラウド上のPBXにインターネットを通してアクセスし、ビジネスフォンの機能を使用するサービスのことです。

一見IP-PBXと同じように見えますが、IP-PBXではオフィス内にPBXを設置するのに対し、クラウドPBXではインターネットでのPBXを利用します。

このクラウド内のPBXにインターネットを通じてアクセスすることで、内線・外線・転送などの機能が利用できるのです。

ただしクラウドPBXには、大きく分けて以下の2種類があります。

  • 「アダプタ設置型」:専用のアダプタをオフィスに設置する
  • 「完全クラウド型」:機器を何も設置しない

クラウドPBXについて詳しく知りたい方には、以下の記事をご参考ください。

【図解】クラウドPBXとは?仕組みやメリット・デメリットを簡単解説

IP-PBXとクラウドPBXの違いを徹底比較!

IP-PBXとクラウドPBXはどちらも、インターネットを通じてビジネスフォンの機能が使える点では同じですが、仕組みや設置機器の有無などの違いがあります。

そこでここからは、IP-PBXとクラウドPBXの4つの違いを比較しながら解説していきます。

それぞれの違いを把握することで、迷わずに自社に最適な電話システムを選べるようになるでしょう。

①仕組みの違い

IP-PBXとクラウドPBXは基本的な機能はほぼ同じですが、仕組みが少し異なります。

まずは、IP-PBXとクラウドPBXの仕組みの違いについてみていきましょう。

IP-PBX

IP-PBXの仕組みは、従来のPBXと構造上は大きく変わらず、基本的にサーバーとネットワークを構築して利用します。

従来のPBXとの大きな違いは、構成するネットワークが電話線かインターネット回線であるかです。

IP-PBXは、電話機同士をインターネットでつなぐため、固定電話だけでなくスマートフォンやパソコン、タブレッドでも内線・転送などのビジネスフォンの機能が利用できます。

なお、サーバーとなるPBXは、オフィス内に設置します。

クラウドPBX

クラウドPBXは従来のPBXやIP-PBXのように物理的な装置を設置せず、クラウド上のPBXを使用します。

クラウド上のPBXにインターネットを通じてアクセスすることで、ビジネスフォンの機能が利用できます。

インターネット回線を利用する点ではIP-PBXと同じですが、クラウド上のPBXを使用するため、物理的なPBXの設置が不要であることが特徴です。

②設置機器の違い

IP-PBXとクラウドPBXでは、機器の設置の有無も異なります。

ここからは、IP-PBXとクラウドPBXの機器設置の違いについて確認しましょう。

機器の有無でコストや音質が変わるため、しっかりチェックしましょう。

IP-PBX

IP-PBXの場合、オフィス内に専用のPBXを設置する必要があります。

オフィス内で通信網を管理するため、セキュリティ性が高く、安定して稼働するのが特徴です。

その反面、機能を拡張させたい場合は機器の追加や交換が必要になるため、コストが発生しやすいといったデメリットもあります。

クラウドPBX

クラウドPBXの場合は、オフィス内に専用のアダプタを設置する「アダプタ設置型」と、機器設置を必要としない「完全クラウド型」の2種類があります。

アダプタ設置型の場合でも簡単に設置できるため、PBX設置のような大規模な工事は必要ありません。

ただ、完全クラウド型の場合、アダプタ設置型以上に音質がインターネット環境に左右されるため、通信状況によっては聞き取りにくい、ノイズが入るなどの支障が出ることもあるでしょう。

③初期費用の違い

IP-PBXとクラウドPBXは導入時にかかる初期費用が大きく変わります。

IP-PBXとクラウドPBXの初期費用の違いについてみてみましょう。

IP-PBX

IP-PBXの場合は初期費用として、PBXの購入費がかかります。

PBXの価格は小規模なものでも20万円程度、性能や容量によっては数百万円かかるケースもあります。

さらに、機器の費用以外に設置・設定などの工事費がかかる点にも注意が必要です。

トータルでいくらになるかはケースバイケースですが、金額が大きくなることは間違いありません。

クラウドPBX

クラウドPBXの場合はPBXの設置が必要ないため、PBX設置にかかる購入・工事の費用はかかりません。

ただしアダプタ設置型の場合は、専用のアダプタを購入する必要があります。

アダプタの設置に大掛かりな工事は不要ですが、現地やクラウド上の設定作業が必要なため、作業費はかかります。

とはいえ、クラウドPBXの初期費用はIP-PBXと比較すると、大幅に抑えられることは間違いないでしょう。

④ランニングコストの違い

電話システムにかかる費用は、導入コストだけでなくランニングコストも併せて確認する必要があります。

IP-PBXとクラウドPBXのランニングコストの違いは大きいため、導入前にしっかり確認しておきましょう。

IP-PBX

IP-PBXでは、サーバーやシステムのアップデートなど機器の管理、インターネットの利用料や外線通話料などが運用費用としてあげられます。

運用・管理はメーカーに保守費用を支払って行う場合と、自社で行う場合があり、自社で保守する場合は保守費用の支払いはありませんが、故障すると修理費用がかかります。

また、機能変更や電話機の増設によるPBXの追加や、経年劣化などによるPBXの交換には、導入時ほどではないにせよ高額な費用が掛かる点は注意が必要です。

クラウドPBX

クラウドPBXの場合、IP-PBXと同様インターネットの利用料や外線通話料はかかりますが、PBXはメーカーが運用・管理するため、管理費がかかることがありません。

ただし、クラウドPBXの利用には、ユーザー数ごとに月額料金がかかります。

利用人数が多くなる場合は割高になる可能性もあるため、今後の事業展開を見据えたうえでの見積もりが必要です。

また、クラウドPBXにはネットFAXやクラウド勤怠管理など、業務を効率化できる便利なオプション機能もあり、こちらも月額料金がかかります。

月額料金、オプション料金はメーカーによって異なるため、事前にしっかり比較検討する必要があるでしょう。

クラウドPBXにかかる初期費用・ランニングコストについて詳しく知りたい方には、以下の記事がおすすめです。

内部リンク:クラウドPBXとビジネスフォンの初期費用や月額料金などを徹底比較!お得なのは?

クラウドPBXの初期費用・月額料金の相場と選び方【2023年最新】

IP-PBXとクラウドPBXのどちらを選ぶべき?

IP-PBXとクラウドPBXの違いについてみてきましたが、1番気になるのは「自社に合っているのはどちらなのか」ではないでしょうか?

そこでここからは、それぞれの違いを踏まえ、IP-PBX・クラウドPBXそれぞれをおすすめしたい企業の特徴をご紹介します。

IP-PBXがおすすめの企業

IP-PBXがおすすめなのは、以下のような企業です。

  • 自社でセキュリティの管理をしている企業
  • 利用端末が多い企業

クラウドPBXの場合、保守・管理費用は月額料金に含まれていますが、IP-PBXの場合は、自社でセキュリティの管理をすれば保守・管理費用はかからないため、ランニングコストを抑えられます。

また、クラウドPBXではユーザーごとに月額料金がかかりますが、IP-PBXはユーザーごとの月額料金の設定はないため、利用人数が多い場合はランニングコストを抑えられるでしょう。

自社でセキュリティの管理をしている企業や利用端末が多い企業などは、IP-PBXを導入するのがよいでしょう。

クラウドPBXがおすすめの企業

一方、クラウドPBXがおすすめの企業は、以下のとおりです。

  • できるだけ低コストで導入したい企業
  • 時間をかけずにすぐに導入したい企業
  • BCP対策を促進したい企業

クラウドPBXは、オフィスにPBXを設置しないため、高額な機器代金、工事費を支払う必要がないことが強みです。

そのため、コストを抑えつつ、スマートフォンの内線化を実現できます。

また、PBXの設置工事が必要ないことで、スピーディに導入できるのもメリットといえるでしょう。

メーカーや会社の設備の有無にもよりますが、最短で当日開通が可能です。

さらに、クラウドPBXはクラウド上ですべての機能を管理するため、物理的な機器の破損などによって電話機能が停止したり、重要なデータが破損したりすることがありません。

そのため、災害時でもインターネットさえ生きていれば、個人のスマートフォンから内線で連絡を取ることも可能です。

コストを抑えて導入したい企業、すぐに導入したい企業、BCP対策を進めたい企業は、クラウドPBXの導入をおすすめします。

IP-PBX・クラウドPBXのおすすめサービス4選!

新しい電話システムの導入を決定しても多くのメーカーがあるため、どこにするべきか悩んでしまう方もいるはずです。

そこでここからは、IP-PBX・クラウドPBXのおすすめサービスをご紹介します。

数ある中から厳選したサービスですので、比較検討の参考にしてください。

IP-PBXのおすすめサービス

IP-PBXの導入を検討する方におすすめのサービスは「MOT/PBX」「ひかりクラウドPBX」の2つです。

それぞれの特徴を詳しくご説明します。

サポートが充実「MOT/PBX」

MOT/PBXより画像引用(画像引用:MOT/PBX 株式会社バルテック

MOT/PBXは、日本人が使いやすい電話サービスを研究・開発して15年以上経つ、法人電話の老舗が提供するIP-PBXです。

開発・販売だけでなく、設置・設定工事やサポートまで行っているため、万が一のトラブルにも迅速に対応できるのが魅力です。

このような安心感があるため、小規模企業から内線数2,200を超える大規模企業まで、幅広い企業が導入しています。

サポートを充実させたい方は、MOT/PBXを選ぶのがおすすめです。

安定した通話品質「ひかりクラウドPBX」

ひかりクラウドPBX NTT(画像引用:ひかりクラウドPBX NTT

ひかりクラウドPBXは、NTT西日本とNTT東日本が提供するIP-PBXです。

IP-PBXはインターネット回線を利用して通話するため、通話環境が乱れてしまうこともあるのが一般的です。

しかし、ひかりクラウドPBXは外線時にNTT西日本・東日本の「ひかり電話通信」の利用により、通話環境の安定性が高くなっています。

通話品質を重視するなら、大手通信会社が運営するひかりクラウドPBXがおすすめといえるでしょう。

クラウドPBXのおすすめサービス

IP-PBXの導入を検討する方におすすめのサービスは「OFFICE PHONE」「モバビジ」の2つです。

それぞれの特徴を詳しく解説します。

事前に確認することで、自社に合ったサービスを選びやすくなります。

低価格・高機能でコストパフォーマンス抜群「OFFICE PHONE」

OFFICE PHONE

OFFICE PHONEは、低価格と高機能を兼ね備えたコストパフォーマンスの高いクラウドPBXです。

月額料金は1端末98円〜で、外線通話料も一般的な通信会社よりも安い市内通話3分8円とランニングコストが低いのが特徴です。

もちろん、導入時の大掛かりな工事も必要ないため、導入コストも抑えられます。

それにもかかわらず、従来のビジネスフォンと同等以上の音質を実現。

さらに、留守番電話やクラウド勤怠管理システム、ネットFAXなど、便利なオプション機能も豊富です。

OFFICE PHONEでは無料トライアルを実施しているため、UIの使い勝手や通話品質など、リアルな使い心地を導入前にチェックできるのもメリットです。

OFFICE PHONEは、低価格・高機能とコストパフォーマンスに優れるので「コストを抑えたい」「でも業務効率もしっかり改善したい」とお考えの方に最適なサービスです。

さらに「OFFICE PHONE」では、今だけ初期費用が0円になるキャンペーンを実施中です!ぜひこの機会にお得にクラウドPBXを導入しましょう。

業界最高峰の通話品質「モバビジ」

モバビジより画像引用(画像引用:モバビジ クラウドテレコム株式会社

「モバビジ」は、音声品質の向上に力を入れているクラウドPBXです。

一般的なクラウドPBXと異なり、インターネット網を通らず独自の回線を使用していることが特徴です。

またWi-Fi環境下でも通信を安定させるためLTE優先制御を採用するなどの対策により、通話品質は総務省判定基準「クラスA」を獲得しています。

音声がクリアでノイズもないため、ストレスなく通話できるでしょう。

さらに初月の費用がかからないため、初期費用を抑えてクラウドPBXを導入したい方におすすめです。

まとめ

IP-PBXとクラウドPBXは、電話回線を使用せずインターネット回線を利用して通話する点では同じですが、PBXの設置場所に違いがあります。

これにより機器設置の有無・初期費用・保守管理の有無などに差が生まれます。

IP-PBXとクラウドPBXの違いをしっかり把握したうえで、自社に合った電話システムを選びましょう。

クラウドPBXの導入を検討しているなら、ぜひ「OFFICE110」にご相談ください。

OFFICE110は、さまざまなメーカーのオフィス機器の販売、設置工事を行っているメーカーです。

コピー機や法人携帯などに加えて、クラウドPBXの『OFFICE PHONE』をご提供しています。

OFFICE PHONEは、導入実績数20,000社を誇り、低価格でありながら固定電話と同レベルの高い通話品質が魅力のクラウドPBXです。

さらにOA機器のプロスタッフが、お客様にわかりやすいように専門用語は使わず、親身になってヒアリング・ご提案いたします。

クラウドPBXの導入、業務改善でお困りのことがあれば、専門知識豊富なプロスタッフと数多くの販売実績を誇る「OFFICE110」に、お気軽にご相談ください。

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