LANケーブルは壁に隠すのがポイント!すっきり整理する方法
オフィス内のレイアウト変更、デスクの増設などにより気づけばLANケーブルがごちゃごちゃに。見栄えが悪い上に、椅子で踏んでしまい断線なんてこともあります。LANケーブルをすっきりさせるだけでオフィス環境はより良くなるものです。
では、どうすればLANケーブルをすっきりとできるのか?”壁”を活用してLANケーブルを隠してしまうのが良いでしょう。壁の内側に埋め込んでしまうのも良いですし、LANケーブルを壁に這うように設置しながら隠す方法もあります。
そこで、今回はごちゃごちゃになっているLANケーブルへの対処法として、”壁”を活用して上手に隠すコツについてご紹介しましょう。また、LAN工事を”業者に依頼”するべき理由についてもまとめますので、合わせてチェックしてください。
LANケーブルには種類がある!
LANケーブルと一括りにしていますが、実は大きく分けて”有線”と”無線”の2種類があります。各LANケーブルには特徴があり、上手に活用することでオフィス環境をより良くすることに。よりすっきりさせることに繋がります。
①LANって何?
LANとは”Local Area Network”の頭文字を取ったもので、”狭い範囲(ローカルエリア)”で使用されるネットワークのことを指しています。例えば、オフィス内にあるパソコンや複合機など、OA機器同士を接続するのもLANです。
また、WAN(Wide Area Network)と呼ばれる”広い範囲”でのネットワークもあり、いわゆる”ネット環境”を意味しています。つまり、LAN工事とはあくまでオフィス内のような、限られた空間のネットワークに関わる工事ということです。
②有線LANケーブル
有線LANケーブルとは、その名の通り”有線”での接続に使用されるLANケーブルのことです。以下に、有線LANケーブルのメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
有線LANケーブルは”通信速度が速い”と”通信環境が安定”しやすいというメリットがあります。オフィス内では常に複数台のOA機器がネット環境に接続しているもの。少しでも通信速度や通信環境は良いものが望まれます。
デメリット
”配線がごちゃっとしやすい”や”断線しやすい”など、有線LANケーブルならではのデメリットも考えられます。作業スペースならまだしも、応接室や会議室などすっきりした方が良い空間では有線LANケーブルは使い勝手が悪いのです。
③無線LAN
無線LANとは、その名の通り”無線(電波)”により機器同士を接続するLAN設備のことです。以下で、無線LANのメリット・デメリットについてまとめています。
メリット
無線LANでは”配線が不要”と”設置が簡単”というメリットが挙げられます。無線LANならWi-Fi機器(無線機器)を設置するだけ、電波さえ届く範囲ならどこでも通信できます。LANケーブルもないのでごちゃごちゃになりません。
デメリット
”通信速度が遅い”や”障害物に弱い”といった無線LANならではのデメリットもあります。無線LANはあくまで”無線”で通信しているので、どうしても距離や障害物によって速度や環境が悪くなりやすく。広い範囲では使いにくいです。
LANケーブルを壁に隠すコツ
応接室や会議室など一部の部屋を除いて、オフィスであればLANは”有線(ケーブル)”が良いと言えます。ただ、LANケーブルはごちゃごちゃになりやすいというデメリットが。では、LANケーブルを壁に隠すコツをご紹介しましょう。
①壁に穴を開けて
壁が鉄筋コンクリートでないなら、”壁に穴を開けて”から内部にLANケーブルを通すというのが最も綺麗に隠す方法です。壁の内部にLANケーブルを通すことで、必要な箇所に必要なだけLANケーブルを出せて便利でもあります。
ただし、賃貸のオフィスであれば壁に穴が開けられない場合も。また、壁に穴を開けるにはどうしても規模の大きなLAN工事になり、費用も高くなりがちです。工事の手間(時間)や予算に余裕があるならぜひ検討してみましょう。
②壁にモールを付けて
壁に穴を開けるのが難しいなら、”壁にモールを付け”ることでLANケーブルを隠すという方法もあります。モールとは、LANケーブルのようなケーブル類を保護するためのもので、LANケーブルを隠せる上に断線のリスクも減らしてくれます。
モールには色や材質などさまざまな種類があり、壁に合わせることで自然な風合いでLANケーブルを隠せます。その上、モール自体はもちろん工事費用も比較的安価なので、オフィス規模のLAN工事にはおすすめしたい選択肢です。
③無線LANに繋げて
LANケーブル自体をなくしたいなら、”無線LANに繋げて”というのも1つの手です。先述した通り、無線LANであれば”電波”の届く範囲、どこでもネット接続ができます。LANケーブル自体がないので壁を利用することなくすっきりです。
ただ、無線LANは通信速度や通信環境に関して、LANケーブル(有線)より不安なところがあります。部分的に活用するならまだしも、オフィス全体は止めた方が良いでしょう。応接室や会議室のような共用スペースには便利です。
LAN工事は業者に依頼する!
壁に穴を開けるのはまだしも、モールで壁に這わせるのは自分でもできる気がするかもしれません。ただ、オフィス内でのLAN工事は”業者”に依頼することをおすすめします。一般人がLAN工事を素人作業するとトラブルの素です。
①LAN工事に資格はない!
電気工事には”電気工事士”、電話工事には”電気通信設備工事担任者”など国家資格が求められます。仮に、無資格でこれらの工事を行うと”法律により罰せられる”ことに。また、感電や漏電、断線などの危険もあるのです。
では、LAN工事はどうか?実は、LAN工事には他の工事のような国家資格はありません。法律上は”無資格”でも問題なく工事できます。事実、”LAN工事 DIY”などと検索すれば「LAN工事に挑戦しました」と実例が出てきます。
②素人作業で見栄えが悪い…
ただし、自宅ならまだしもオフィスのLAN工事は”業者”に依頼した方が良いでしょう。というのも、単にLANケーブルをモールで壁に這わせるだけでも熟練の技が必要です。素人作業では整理はできても綺麗には難しいと言えます。
特に、壁に穴を開けるとなると、穴を開ける場所に細心の注意が必要に。大切な柱があるかも、電気や電話の配線があるかもしれません。万が一、柱を傷つければ倒壊することに、配線を傷つければ感電や漏電に繋がります。
③”信頼できる業者”を見つけよう!
ちなみに、LAN工事を依頼する業者選びにもこだわることをおすすめします。”LANケーブルを壁で収納する”ことのように、LAN工事はオフィスの変化に合わせて定期的に行う必要が。その都度、依頼する業者を選ぶのは大変です。
業者選びのポイントは”同じ条件で複数社から見積もりを取る”ことにあります。見積もりから費用を比較できる上に、相談時の対応から各業者の雰囲気を感じ取れます。「ここなら任せられる」と思える”信頼できる業者”を選びましょう。
まとめ
今回は、オフィスでごちゃごちゃになりやすいLANケーブルを”上手に隠すコツ”についてまとめてみました。壁に穴を開ける・壁にモールで這わす・無線LANを活用するなど、LANケーブルは壁を活用して隠すのが簡単かつ効果的です。
ちなみに、LAN工事は無資格でもできる工事です。ただ、工事後の”見栄え”や”安全面”で考えると業者に依頼した方が安心でしょう。そこで気になるのが「どこに依頼するのか?」「どうやって業者を見分ければ良いのか?」などです。
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