室内LAN工事はプロにお任せ!素人でもできる範囲とは?
ネット上で”LAN 工事”と検索すると「自分で配線しました」「LAN工事に挑戦します!」などの投稿が目に入ります。”DIY”が流行っているからか、なんでも自分で挑戦する風潮が。自分で行えば愛着も湧くので良いのでしょう。
ただ、自宅ならともかくオフィスの”室内LAN工事”はプロ(業者)に任せるべきです。というのも、一般の方とプロとでは知識も技術にも差があります。日々の業務に必要なだけに、LAN工事にミスがあると業務に影響することも。
今回は、室内LAN工事を”プロに任せるべき理由”についてご紹介しましょう。また、室内LAN工事の内容(種類)についてもまとめてみました。LAN工事は素人にできるのか?についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
室内LAN工事の種類
室内LAN工事と一括りにしていますが”LAN構築”や”インターネット接続”、”配線工事・整理”などいくつかの種類があります。中には、特別な知識が求められるものも。まずは”室内LAN工事の種類”について見ていきましょう。
①室内機器のLAN構築
LANとは”ローカルエリアネットワーク(Local Area Network)”のことで、自宅やオフィスなどの室内のような限られた空間でのネットワークを指しています。例えば、パソコン同士や複合機などを接続して情報のやり取りをするなど。
LAN構築は室内機器同士を接続するだけではありません。ネットワークで接続するからこそ不正アクセスやウイルス感染のリスクが、”セキュリティ対策”も必要です。一般の方だと十分な対策が取れずに無防備になりやすいのです。
②室内からのインターネット接続
LANと混同されやすいものに、WANと呼ばれる”ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network)”もあります。これはLAN同士を繋げたより広いネットワークのことで、いわゆる”インターネット(LAN-WAN構築)”のことです。
室内LAN工事では、ルーターを窓口としてWAN(ネット環境)に接続できます。また、ネット環境を活用した支店間ネットワークの構築、在庫・生産・勘定管理システムの導入など。専門的なネットワークの知識が求められます。
③室内の配線工事・整理
オフィス内にはパソコンの他に複合機など、数多くのOA機器が設置されています。また、オフィスの発展に伴い機器の増設も十分考えられるでしょう。当然、機器が増えればLANケーブルも増え、気づけば室内がLANケーブルだらけに。
見た目が悪いのはもちろんのこと、動線にLANケーブルがあると踏んづけて断線させる危険もあります。また今後、機器を増設する上でも乱雑としたオフィスでは問題です。”室内の配線工事・整理”も室内LAN工事の大切な内容です。
LAN工事は素人でもできる?
セキュリティ対策や支店間ネットワークの構築などは難しいですが、室内LANの配線整理程度なら一般の方でも挑戦できるかもしれません。では、LAN工事は素人でもできるのか?資格やおすすめの方法についてご紹介しましょう。
①LAN工事に資格はない
LAN工事のように”工事”と付くと「特別な資格が必要では?」と考えてしまうのでは?確かに、電気工事には”電気工事士”、電話工事には”電気通信設備工事担任者”など国家資格が求められ、違反すると罰則の対象です。
反面、電気工事や電話工事に関わらない範囲であれば、LAN工事に”資格はありません”。つまり、知識と技術があるならオフィスのLAN構築からインターネット接続、配線工事・整理に至るまで室内LAN工事は誰でもできます。
②”DIY”でやっている方も
事実、ネット上で”LAN 工事”などと検索すれば「LAN工事をやってみた!」といった内容の投稿を多く見かけます。最近では、DIY(Do It Yourself)も流行っていることから、「自分でやってみたい」という風潮が強くなっているのです。
もちろん、業者に比べて、自分で行えば”作業費はタダ!”とお得に室内LAN工事が行えます。また、自宅はもちろん雑貨屋や飲食店など”(あえて?)手作り感”を残すことで愛着が湧く上に、温かみのある感じで良いと思います。
③”モール”や”ボックス”がおすすめ
室内LAN工事で頻繁にあるのが、LANケーブルが乱雑になりすぎてオフィス内がごちゃごちゃで使いにくいというもの。マメな方だと定期的に配線整理をしているのでは?そんな時に役立つのが”モール”や”ボックス”などの収納グッズです。
モールであれば床や壁などに配線したLANケーブルを保護し、かつ目立たなくしてくれます。また、配線ボックスであればLANケーブルだけでなく無線LANやルーターなどの機器も一緒に隠せます。中には、おしゃれなデザインのものも。
”プロ(業者)”に任せるべき理由
室内LAN工事は一般の方(無資格)でもできると紹介しました。ただ、冒頭でお伝えした通り、オフィスの室内LAN工事は”プロ(業者)に任せるべき”と言えます。では、なぜプロに任せるべきなのか?理由を見ていきましょう。
①仕上がりが違う
確かに、室内LAN工事は一般の方でもできます。ただ、”美しくかつミスなく”かと聞かれるとと難しいところが。正直、一般の方が室内LANの配線工事をすると、ただLANケーブルをまとめたりモールで隠したりというのが目立ちます。
室内LAN工事で最も大切なのは”拡張性”を十分に持たせ、かつ”(オフィスの)レイアウト”を考えた設計をすることです。その点、プロ(業者)であれば設計の知識も豊富にあるので、ベストなレイアウトを美しく仕上げられます。
②複雑なLAN構築にも対応
ただ配線を整理するだけなら一般の方でもある程度は可能です。しかし、室内LAN工事にはセキュリティ対策や支店間ネットワーク、在庫・生産・勘定管理システムの構築など。専門的なネットワークの知識が必要なものもあります。
中途半端な知識で行うと上手にネットワークを構築できないばかりか、オフィス全体のシステムに不具合を起こす危険性も。その点、プロにはネットワークの専門家が在籍しているので、顧客の求めるLAN設備を構築・提供できます。
③アフターフォローも充実
一般の方が自分で室内LAN工事を行うということは、不具合が発生しても自分で対処するということです。もちろん、不具合が発生し、手に追えなくなってからでも業者に依頼できます。ただ、費用としては高くなる傾向にあります。
その点、プロであれば”アフターフォロー”や”保証”も充実しています。また、”信頼できる業者”を見つけておけば、室内LAN工事のたびに業者を探す必要もありません。プロが側にいる、それだけで安心して日々の業務に集中できるものです。
まとめ
今回は、オフィスの室内LAN工事は自分で行えるのか?プロに依頼した方が良いのか?についてまとめてみました。いかがでしたでしょか?結論としては、室内LAN工事では知識・技術共に”信頼できるプロ(業者)”がおすすめです。
そこで気になるのは「信頼できる業者はどう探せば良いの?」ということ。業者探しで効果的なのは”相見積もり”を取ることです。相見積もりとは2〜3社から見積もりを取ることで、料金やサービスを比較できるのがポイントと言えます。
ちなみに、もし相見積もりをするなら「OFFICE110」も1社に加えてください。office110にはデジタルからアナログまでのLAN工事に関係する資格保有者が在籍しています。プロだからこそ提案できる、ベストなプランをご用意します。