LAN配線は”モール活用術”でスッキリ!オフィスをより快適に
オフィス内にはパソコンや複合機などのOA機器が数多くあります。そのため、LAN配線の本数も多くなりやすく、LANケーブルがごちゃごちゃに。放置しているとオフィス内の見栄えが悪くなる上に、配線ミスや断線の危険性も高くなります。
そんな時におすすめなのが”モール”です。モールを活用することで、LANケーブルをまとめて配線できオフィス内がスッキリします。また、モールにはLANケーブルを保護する役割もあるので、足を引っ掛けて断線させるリスクも軽減できます。
そこで、今回はオフィス内のLAN配線におすすめしたい”モール活用術”についてご紹介しましょう。モールの役割から種類、取り入れる上でのポイントについてもまとめています。また、業者に依頼した際の相場についても要チェックです。
モールの役割
LANケーブルを始め、ケーブル類の収納グッズとして活用される”モール”。なんとなくイメージはできるものの、役割を聞かれると正しく答えられないものです。では、まずはLANケーブルにおける”モールの役割”から見ていきましょう。
①LAN配線の保護
モールの1番の目的は”LAN配線の保護”にあります。LANケーブルというのは見た目以上の脆いもの。床にそのまま配線していると、椅子で踏んづけたり足を引っ掛けたりします。LANケーブルが断線したらネット環境に繋がりません。
モールはプラスチックなどの軽くて丈夫な素材でできています。LANケーブルにモールを組み合わせた配線することで、例えば床に配線していて踏んづけても大丈夫です。また、モールで保護されていれば足に引っ掛ける心配もない訳です。
②LAN配線の整理
”LAN配線の整理”というのも、モールの目的と言えます。LANケーブルはケーブルなだけに固定しておかないとバラバラです。機器の増設や社員の増員などに伴いLANケーブルは増えることに。「どれがどのケーブル?」と良くあります。
モールは床や壁の一部として固定できます。LANケーブルにモールを被せておくことで、ケーブルがバラバラになることはありません。また、モールで綺麗にLAN配線を整理しておけば、工事の際にも作業を邪魔することなくスムーズです。
③内観の維持
モールの目的としては”(オフィスの)内観の維持”というのも挙げられます。というのも、LANケーブルが増えて整理(配線)ができていないと、床や壁にLANケーブルが散らばっていて見栄えが悪くなります。過ごしにくい環境です。
モールには色や形状にさまざまなものがあり、床や壁などに合わせて選べます。正しく活用することで、オフィス内において気にならないほど自然に溶け込ませられます。LANケーブルをスッキリさせるだけでオフィス環境は良くなるのです。
モールの種類
LANケーブル向けのモールと一括りにしても、”床タイプ”や”壁タイプ”などいくつかの種類があります。用途に合わせて選ぶことで、より自然にモールを活用できる訳です。では、LANケーブル向きの”モールの種類”をご紹介しましょう。
①床タイプ
床タイプのモールは、床用なだけに椅子に踏まれても大丈夫なよう”少しぶ厚め”に設計されています。また、通路やデスク周りに使えるものは”上部が曲面”になっており足を引っ掛けにくい設計です。LAN配線でよくある椅子で踏んづけて断線、足に引っ掛けてパソコンごと床に引きずり落とす心配もないでしょう。
②壁タイプ
壁タイプのモールは、床用に比べて強度は必要ないので”少し薄め”に。壁からはがれ落ちないよう”少し軽め”に設計されています。また、しっかりLANケーブルをまとめられるように”少し広め”に設計されているのも特徴です。壁タイプには曲面のものから角面のものまで、種類が豊富なのでオフィスの雰囲気に合わせ選べます。
③ボックスタイプ
本数が多かったり、距離が長いならモールがおすすめです。ただし、デスク周りをちょっと整理する程度なら”配線ボックス”を活用するのも1つの手です。配線ボックスであればLANケーブルはもちろん、無線LANやルーター、電源コードなどより多くを1つに収納できます。モールの設置とは異なり、誰でも簡単に試せるのもポイントです。
モールの活用術
LAN配線を始め、LAN工事には基本的に資格は必要ありません。ネット上で検索してみると「LAN配線をやってみた!」という投稿も数多く見かけます。そこで、一般の方がLAN配線を行う際の”モールの活用術”をご紹介しましょう。
①デスクの”側面”に沿うように
デスクの下周りには、LANケーブルを始めとしたケーブル類が集まりやすいと言えます。当然、LANケーブルがごちゃごちゃになりやすいのもデスク周り。椅子で踏んづけたり、足に引っ掛けてLANケーブルを引っこ抜くのもデスク周りです。
デスク周りのLAN配線をするなら、モールは”(デスクの)側面”に沿うように配置しましょう。デスクの真下や斜めに配置すると椅子が動かしづらく、使い勝手は悪くなります。デスクに対して”90度単位”を意識すると綺麗にできます。
②壁と床の”角”に這うように
床にあると邪魔になるとして、LAN配線を壁や天井に配置することはよくあります。ただ、床とは異なり、壁だとモール自体が目立ちやすいという問題も。LANケーブルとモール(自重)に耐えられず、落ちてしまうことも珍しくありません。
壁や天井にLAN配線するなら、モールは”(壁や天井の)角”を這うように配置するのが良いです。2面以上で接面するのでしっかり配置できる上に、壁や天井でも目立ちにくいと言えます。壁紙と同系色に合わせるのも効果的です。
LANの配線整理は”業者”に依頼!
モールを使用したLAN配線は、特に資格が必要ないので一般の方でも挑戦できます。ただし、オフィス規模でLAN配線をするなら”業者”に依頼することをおすすめします。では、業者を勧める理由と”費用相場”を見ていきましょう。
①”業者(プロ)”に依頼でスッキリ!
オフィスにはパソコンや複合機の数だけLANケーブルがあります。また今後、機器の増設や社員の増員に伴いLANケーブルが増えることも考えられるでしょう。正直、一般の方がレイアウトや拡張性を考えて配置するのは困難です。
その点、業者はプロですから、オフィスのレイアウトや今後の拡張性を考慮して最適なLAN配線を設計できます。また、業者なら万が一のトラブルにも安心です。オフィス内をスッキリと、かつ快適にしたいなら業者に依頼しましょう。
②配線整理の費用相場
オフィスのLAN配線は業者に!と紹介しましたが、業者なだけに「いくらかかるの?」と不安もあります。すでに1からのLAN工事を依頼したことがあるなら分かると思いますが、”LANの基本構築”には10万円以上するのが費用相場です。
ただ、LAN配線程度であればそれほどかかりません。例えば、作業員1人に対して1〜2時間程度の作業内容であれば”3万円前後”が費用相場です。オフィス内がスッキリかつ快適になるなら、数万円程度はお得な価格帯です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、オフィス内でごちゃごちゃになりやすいLANケーブルを整理するアイディアとして、”モール”でのLAN配線についてまとめてみました。モールを活用することでLAN配線をスッキリかつ快適に配置できます。
LAN配線を始めとしたLAN工事に資格はありません。一般の方でも挑戦はできます。ただ、オフィス内のレイアウトを意識しつつ、快適性や拡張性を考えた配置は難しいもの。できればLAN工事の”業者”に依頼するのが安心です。
ちなみに、業者を探しているなら「OFFICE110」を候補に加えてください。office110には、LAN配線を含めて約120,000件の作業実績があります。LAN工事に対する知識と経験をもとに、ベストなLAN配線を提供いたします。