ソフトバンク法人携帯に速度制限はあるの？解除方法は？【お役立ち情報】 | OFFICE110

ソフトバンク法人携帯でも、契約プランの容量をオーバーしてしまうと、速度制限がかかってしまいます。

法人携帯は、データの送受信やWeb会議など、比較的容量の大きな通信をすることも多いので、速度制限がかかってしまったら仕事にならない、という方も少なくないのではないでしょうか？

この記事では、ソフトバンク法人携帯の速度制限の条件や回避方法について、法人携帯を始めとした通信ネットワーク機器を20万社以上に販売した実績をもつOFFICE110が解説します。

ソフトバンク法人携帯に速度制限はあるの？

1-1.ソフトバンク法人向けプランにも速度制限あり

ソフトバンク法人携帯の現在のプランとしては、以下の3つのプランがあります。

プラン名称	月額	データ容量
データプランメリハリ	6,500円	50GB
ミニフィットプラン	3,000円／4,500円／6,500円	5GB
スマホデビュープラン	980円	1GB

上記のデータ容量をオーバーすると、速度制限がかかってしまい、128kbpsになってしまいます。

※月額は、割引などを反映していない各データプランの定価を案内しています。

※データプランメリハリは、50GBの大容量が使用できるだけではなく、YouTube・LINE・Twitter・Instagraｍ・Facebookなどの対象動画SNSが使い放題になるサービスです。

※ミニフィットプランは、１GB～・2GB～・5GB～の3段階で段階的に料金が変動します。
５GBを超過した場合、請求される月額は変わりませんが速度制限がかかるということです。

1-2.旧プラン契約者も速度制限に注意

現行のプランではなく、旧プランを継続して利用しているケースでも速度制限が設定されています。

プラン名称	月額	データ容量
スマ放題	6,500円	50GB
法人データ通信プランフラット	4,196円	7GB

その他、４G移行の料金プランを契約している場合には、プランによってデータ通信制限が設定されています。

また、法人データシェアプランといった分け合いのプランを契約中の場合は、グループトータルで設定したデータ容量をオーバーしてしまうと、速度制限がかかります（グループの全ての端末に対して速度制限がかかります）。

1-3.速度制限にかかったらどのくらい不自由するの？

まず、各種サービスの推奨速度について紹介します。

データ通信のために推奨される速度と比較すると、基本的に128kbpsではほとんどのサービスで不自由を感じてしまうことになります。

また、Webサイトの閲覧時に、タップをしてページを表示するために長時間かかってしまったり、ファイルを添付してメールを送信しようとしたら１通メールを送信するのに何分もかかってしまったり、といった不都合が生じます。

ソフトバンク法人携帯で速度制限を回避する方法

2-1.データ通信を追加購入する（当月の追加購入）

データ容量は、追加購入することができます。

購入手続きは、以下の2通りの方法があります。

電話窓口は、オペレーターとの通話は9：00～20：00、自動音声による機械での操作は24時間対応です。

2-2.プランを変更する（翌月以降の対策）

前月にプランを変更しておくことも可能です。

例えば、ミニフィットプランからメリハリプランに変更することで、データ容量が5GBから50GBまで増やせます。

データプランの変更は翌月適用になるため、当月の請求ができないことに注意しましょう。

ソフトバンク法人携帯の速度制限の状況をチェックする方法

法人携帯の速度制限の状況をチェックするためには「法人コンシェル」のサイトでチェックできます。

https://www.softbank.jp/support/faq/view/11576

月の途中で現在の利用状況を確認して、データ容量の追加やデータ通信量の節約などの対策を取ることができます。

法人携帯で速度制限にかからないプランはあるの？

4-1.速度制限のないプランはない

2020年10月時点において、ソフトバンクに速度制限がかからないプランは存在しません。

月額を気にしなければ、チャージをすることで速度制限がかからないようにすることは可能ですが、この場合、データ容量を使用すればするほど費用がかかります。

しかし、ソフトバンクにデータ容量無制限のプランはありません。

ただし、メリハリプランは動画SNSが使い放題であることに加え、50GBまで利用できるので、ほとんどデータ容量を気にせずに利用することができます。

4-2.データシェアプランで効率よくデータを利用

会社で複数のスマホを契約する場合、データシェアプランを契約すると社員同士でデータ容量を共有することができます。

例えば、社員ごとに毎月のデータ使用容量にバラつきがある場合などは、共有することでデータ使用量の過不足を最小限に抑えることができます。

データシェアプランについては「ソフトバンクの法人携帯「データシェアプラン」でコスト削減！」で解説しているので、興味のある方は是非チェックしてください。

データ容量を増やすための対策

5-1.モバイルルータを活用

一つ目の方法は、SoftbankAirやWiMAXなどのモバイルルータを活用する方法です。

モバイルルータは、一般的にスマートフォンよりも通信速度が速く、高画質での動画の視聴やWeb会議での使用にも十分に対応できます。

また、室内で複数の社員が1台のモバイルルータの電波を共有することも可能なので、コストの削減につながることもあります。

ただし、モバイルルータも使用容量に応じて通信制限がかかる点に注意する必要があります。
具体的速度制限の条件は、機種やプランによって異なるため、契約前に確認してください。

5-2.無線Wi-Fiを活用

モバイルルータではなく、無線Wi-Fiを活用する方法もあります。

無線Wi-Fiの効果的な活用としては以下の2種類が考えられます。

①自社に無線Wi-Fiの回線を契約する

自社にインターネット光回線を引いて、無線Wi-Fiのルータを設置すれば社内で無線Wi-Fiを利用できます。
インターネット光回線の場合は、速度制限の心配をせずにインターネット利用をすることができます。

また、無線Wi-Fiは、複数の社員が同時に利用しても快適に利用できることが多いため、コストと快適なインターネト環境の構築との両立も可能です。

社内でのインターネット通信が多い企業は、間違いなく検討すべき対策です。

②二つ目の方法として、外部の有料無線Wi-Fiを活用することです。

外部のフリーWi-Fiは、情報漏えいやウイルス感染などのリスクが高いため、特にビジネスにおいては慎重に利用を検討すべきですが、有料のWi-Fiサービスは高いレベルでのセキュリティ対策が施されています。

代表的なサービスとしては「ギガぞう – 公衆無線LAN Wi2 300」があります。

ただし、これらのサービスは提携店舗でしか利用できません。
例えば、日ごろモバイルワークとして利用している飲食店が、これらの有料サービスと提携している場合に、データ通信量を削減するための方法の一つとして検討することができます。

社内でのルール決めも大切

最後に、社内での速度制限に関するルール決定の重要性について解説します。

例えば、速度制限にかかってしまった場合のデータチャージには、コストがかかります。
ルールの取り決めをせず、会社でその都度費用負担をすると、コストの管理という点で非常に大きなデメリットが生じてしまいます。

あるいは、データシェアをする場合に関しても、データ利用料が多い一部の社員のために他の社員が我慢をするといった状況になってしまうと、不公平感が大きくなります。

データ通信は、業務においては不可欠なものだからこそ、社内でのルール決めをきちんと設定しましょう。

＜データ容量の適正な使用のために会社が取れるルール＞

まとめ

ソフトバンクの法人携帯でも、個人向けの携帯電話と同様に速度制限が設定されています。

速度制限にかかってしまうと、Web会議や動画の視聴などの大容量のサービス利用時にはかなりの制限がかかってしまいます。

速度制限を防ぐために取れる主な対策は、以下の通りです。

スマホのデータ通信は、今やビジネスに不可欠なサービスです。

速度制限がかかってしまった結果、オンライン商談やWeb会議に支障が生じてしまわないように、あらかじめ対策をしておきましょう。