マンションの電気工事の相場は?依頼前にチェックするポイント!
マンション内にオフィスを構えている皆さん、「コンセントの数が足りない」「分電盤の調子が悪い」など悩んでいませんか? 新築のマンションでも15~20年で電気周りを始めさまざまな場所が老朽化します。
ただ、電気工事は一生のうちに数度しか経験しないもの。正直、「どのタイミングで工事すれば?」「電気工事っていくらかかるの?」など、電気工事に対する疑問は尽きません。先延ばしにしている方も多いのでは?
電気周りの問題を放置していると漏電や火災の原因です。そこで、今回はマンションを対象に電気工事を依頼する際のチェックポイントから相場に至るまで、皆さんの疑問に答えたいと思います。
電気工事を考える理由
電気工事でまず気になるのが「どのタイミング(きっかけ)で依頼すれば良いの?」ということでしょう。正直、電気周りはトラブルが目に見えることは少なく、電気工事を考える理由がはっきりしないものです。
電気工事を考える「タイミング」
電気工事を「タイミング」で考えるのも1つの手です。例えば、「コンセントの数が足りないな」「ちょっと古くなってきたかな?」など、マンションの状態に対して不満を感じたタイミングで電気工事を考えてみるのも良いでしょう。
マンションの電気工事のほとんどが老朽化に関係しています。先述した通り、新築マンションでも15~20年もすれば老朽化が見え始めます。特に、電気周りは漏電や火災の危険もあるので気づいた時に考えるのが重要です。
電気工事を考える「きっかけ」
電気工事を「きっかけ」で考えるのも良いでしょう。例えば、「社員が増えたから」「将来の投資に」「より便利な設備を導入したい」など、マンション(オフィス)内で何らかの変化を感じたことをきっかけに考えるわけです。
ちなみに毎年、国土交通省がリフォームの動機について調査しています。その中で、常に上位に取り上げられるのが【人数の増減】。ライフスタイルの変化に応じて、電気周りを含めてマンションの環境を整える方が多いようです。
どちらを重視したら良いの?
「タイミング」と「きっかけ」はどちらを重視したら良い?と聞かれれば、迷わず「タイミング」と答えます。先述した通り、電気周りの不満は漏電や火災などの二次被害に繋がる可能性があるためです。
その点、「きっかけ」は変化が起こらなければ考えることもありません。壁の裏側で配線が切れてバチバチッ!と漏電しているのに、きっかけを待っていては危険です。電気周りは定期的に点検し、不満があればすぐ対処するべきと言えます。
2.依頼前にチェックするポイント
電気工事は「タイミング」を基準に依頼した方が良いと紹介しました。ただし、電気工事のような大切な工事は信頼できる業者を選ぶことが重要です。以下に、依頼前にチェックしておきたい4つのポイントをまとめました。
費用
電気工事に関わらず、マンションの電気工事にはたくさんの費用がかかります。いくら電気工事が大切だからと、予算を大きく外れた費用では依頼できません。予算に合わせた工事を提案してくれる業者を選ぶのがポイントです。
ただ、業者によっては見積もりと契約書の費用が一致しないこともあります。工事が終わる頃には、見積もりより100万円以上も増えていることも。後悔しないためにも、費用に関してはしつこいくらい業者と話し合った方が良いでしょう。
工期
当日で終わるならまだしも、電気工事は2~3日かかることも珍しくありません。規模によっては1週間以上ということも。電気工事を依頼するなら工期のチェックも重要です。工期が遅れて「マンションに帰れない」なんてことも。
基本的に工期の遅れは業者のミスです。当然、工期が遅れることで発生する仮住まいの家賃のような費用は業者に請求できます。ただ、中には保証を拒否する業者もいるので、契約前に確認し書面に残しておくのがおすすめです。
完成予想
マンションの電気工事でトラブルになるのが「(完成後が)イメージと違う」というものです。皆さんと業者の考える完成予想のズレを避けるためにも、イラストや画像などを制作して確認するのがポイントと言えます。
ただ、一般的なリフォームとは異なり、電気工事の多くは目では見えないものがほとんどです。一見すると問題がなくとも、使い始めてから気付くこともあります。少なくとも最終日には立ち合い、気付いた部分はその場で指摘しましょう。
施工業者
信頼できる業者というのは実際に依頼してみないと分からないもの。では、何を基準に確認すれば良いのか? 質問に対して真摯に答えてくれるかがポイントです。当然ですが、皆さんのほとんどは電気工事の素人です。
初めてのマンションの電気工事、「ここってどうなの?」と疑問ばかりでしょう。気になるところを細かく質問しても、「それはですね…」と嫌な顔を出さずに一つずつ丁寧に答えてくれる業者は信頼できます。細かなポイントですが重要です。
相談から契約までの流れ
「ここに任せたい!」と思える業者に出会えたら、いよいよ本格的な相談から契約に入ります。おそらく、皆さんのほとんどがマンションの電気工事は初めての方でしょう。相談から契約までをOFFICE110における流れを例にご紹介します。
①相談
依頼したい業者が決まったら、担当者と具体的な内容を相談します。例えば、希望する作業内容や工期、予算(費用)などです。担当者に要望が伝わりやすいようマンションの間取りや参考写真などを用意するのもおすすめです。
②現地調査
担当者に要望を伝えたら、次は現地調査に入ります。皆さんの伝えた要望をもとに、担当者や技術者(電気工事士)などがマンションを調査します。電気工事では壁の材質や配線の状態など、施工場所を重点に調査するのです。
③契約書の作成
現地調査で問題がなければ、最後に契約書の作成です。先述した通り、見積もりと契約書の内容が合っているのかをチェックしましょう。仮に、合っていないならその理由を担当者に確認し、納得した上で契約書にサインです。
4.電気工事の相場
冒頭で紹介した通り、電気工事を始めマンションのリフォームには大きな費用がかかります。おそらく、皆さんの一番の不安は「いくらかかるの?」ということでしょう。電気工事の相場を知っていれば見積もりとの比較に使えます。
マンションの相場
マンションの電気工事の相場は、部分的であれば20万以内。内装ごと全体のリフォームとなると50万円前後することもあります。もちろん、コンセントを増やす程度のちょっとした工事なら1万円~という場合も多いようです。
工期はどれくらい?
マンションの電気工事の工期は、部分的なリフォームなら数日~1週間程度です。壁を剥がすほど大掛かりなリフォームとなると1カ月以上かかることもあります。ちなみに、コンセントや分電盤の取り替え程度なら1時間ほどで終わります。
お得!にするには?
電気工事は費用がかかるだけに「少しでもお得にできないか?」と考えるものです。ポイントは「相見積もり」です。複数の業者の見積もりを比較することで、よりお得!なところを選べます。3社以上を比較するのが一般的です。
まとめ
マンションにお住いの方を対象に電気工事の相場や依頼前のポイントについてまとめました。マンションの電気工事には大きな費用がかかるだけに業者選びは重要です。
ただ、一戸建てとは異なり、マンションには使用禁止の素材や規定が多くあります。管理会社と揉めないためにも、工事前には必ず確認しておきましょう。業者に相談する前に確認しておくのも良いかもしれません。
ちなみに、「どの業者にすれば良いか分からない…」という方は、電気工事に関して多くの実績のあるOFFICE110にご相談ください。皆さんの疑問を一つひとつ丁寧に解決します。