電気工事の費用相場とは? 各種作業内容と依頼のポイント
電気工事と一括りにしていますが、照明器具や電気コンセントのような一般的なものから防犯カメラやホームセキュリティまでさまざまなものが含まれます。最近では、オフィスの太陽光発電やオール電化の設置工事も増えています。
そこで気になるのが、各電気工事にどれくらいの費用がかかるかということです。照明器具や電気コンセントの取付工事でさえ、オフィス規模になるとある程度の費用がかかります。太陽光発電のような特殊な電気工事ならなおさらでしょう。
今回は、電気工事の各作業内容に合わせた費用相場について詳しくご紹介したいと思います。また、各電気工事を依頼するポイントについても触れます。電気工事を検討中の方は、オフィスをイメージしながらチェックしてください。
電気コンセント・分電盤工事
電気工事として欠かせないのが電気コンセント・分電盤工事です。この後に紹介する照明器具や防犯カメラなどにも関わる電気工事なので、まずは電気コンセント・分電盤工事の費用相場から見ていきましょう。
電気コンセント・分電盤工事とは?
電気機器を使用する上で欠かせない設備が、コンセントと分電盤です。コンセントやスイッチは電気機器が電気を受け取るための差し込み口です。また、分電盤はオフィス内に送られる電気の量を調節する役割があります。
つまり、電気コンセント・分電盤工事とは、これらコンセントや分電盤など電気設備の基礎となる電気設備を設置する工事な訳です。その為、照明器具や防犯カメラなど他の電気工事がメインだとしても関わってきます。
電気コンセント・分電盤を依頼するポイント
オフィスの新設や移設などに合わせて電気コンセント・分電盤の電気工事を依頼するのが一般的です。照明器具のように「足りないから…」と気軽に増設できるものではありません。特に、分電盤は設置してから何年も触らないことも。電気コンセントは必要数よりも少し多めに、分電盤は5年10年ごとと定期的に点検しておくのが良いでしょう。
電気工事の費用相場
電気コンセント・分電盤工事にかかる費用相場はコンセントからブレーカー(分電盤)の設置、作業員の派遣費用までを合わせて10万円~が一般的です。もちろん、オフィスの規模によってはコンセントの数や作業員の人数も増えるので費用も高くなります。依頼の前には業者から”見積もり”を取り、およその費用を確認しておくのがおすすめです。
照明器具取付工事
先述した通り、電気コンセント・分電盤の工事費用(10万円~)は各電気工事の基準となるものです。そのため、照明器具取付工事にも大きく関係してきます。では、次に照明器具取付工事の費用相場について見ていきましょう。
照明器具取付工事とは?
オフィス内に必ず必要となるのが照明器具です。照明器具と一括りにしていますが、オフィス内で一般的な蛍光灯から最近流行りのLEDなど。中には、シャンデリアのような吊り下げタイプからファン(送風機)の付いたものまであります。
照明器具取付工事では、これら照明設備の新設や増設を行います。特に、新設の場合にはコンセントや配線なども含まれます。ちなみに、照明設備が特殊なものや高い位置にあるものだとランプ交換も電気工事として必要です。
照明器具を依頼するポイント
照明器具はオフィス内の雰囲気を大きく決める電気設備です。例えば、オフィス内が少し薄暗くなるだけで作業効率が下がることも。反対に、照明器具をデザイン性のあるものに変えるだけでオフィス内が明るくなることもあります。照明器具は各部屋の用途に合わせて、「こんな雰囲気にしたい」とイメージを持って依頼するのがポイントです。
電気工事の費用相場
照明器具取付工事にかかる費用相場は、基本となる電気コンセント・分電盤に照明器具の設置費用を合わせた12万円~が相場と言えます。ただ、LED照明やその他の特殊な照明器具の工事費用は少し高くなります。ある程度、「この部屋にはこの照明器具を」とイメージを作った上で業者から”見積もり”を取るのが良いでしょう。
太陽光発電・オール電化設置工事
オフィス内の電気工事としては一般的でないのが太陽光発電・オール電化設置工事です。ただ、エコな会社を目指してと増えている電気工事でもあります。では、太陽光発電・オール電化設置工事の費用相場を見ていきましょう。
太陽光発電・オール電化設置工事とは?
太陽光発電・オール電化などは、オフィス設備として必ずしも必要なものではありません。しかし、最近ではオフィスの屋上を活用した太陽光発電システムや、クリーンなオフィス運営を目指したオール電化などに注目が集まっています。
太陽光発電・オール電化設置工事とはオフィスの状況に合わせた太陽光システムの構築、オール電化の提案・設置を行う電気工事のことです。特に、太陽光システムは定期的なメンテナンスが必要なだけに最初が重要と言えます。
太陽光発電・オール電化を依頼するポイント
太陽光発電やオール電化などはただ設置すれば良いものではありません。例えば、生産された電力はオフィスで使用するのか、電力会社に販売するのかで対応が分かれます。また、太陽光発電やオール電化の寿命は10年ほどです。長期的な運用を考えているのなら、メンテナンスや保証の充実している業者に依頼する必要があります。
電気工事の費用相場
太陽光発電・オール電化設置工事にかかる費用相場は、太陽光パネルや電池モジュールから配線の設置までを含めて200万円~です。ちなみに、国や地方行政によっては太陽光発電やオール電化などに対して補助金を提供しているところも。業者に見積もりを取ると同時に、地域の窓口で補助金について調べてみることをおすすめします。
防犯カメラ・ホームセキュリティ設置工事
高額機器から機密資料に至るまで、常に盗まれる危険性があります。その対策として行われるのが防犯カメラ・ホームセキュリティ設置工事です。では、最後に防犯カメラ・ホームセキュリティ設置工事の費用相場を見ていきます。
防犯カメラ・ホームセキュリティ設置工事とは?
セキュリティと一括りにしていますが、防犯カメラから始まりディンプルキーのような物理的なもの、パソコンへのウイルス感染から不正アクセスに至るまでさまざまなものが考えられます。目に見えるものだけを対処したのでは不十分なのです。
防犯カメラ・ホームセキュリティ設置工事とは、オフィスに対して起こりうるリスクを予測し、対応したセキュリティ対策を施す電気工事を指しています。他の電気工事と同様に、オフィスの新設・移設の際には必須と言える電気工事なのです。
防犯カメラ・ホームセキュリティを依頼するポイント
空き巣被害に関しては5分間で進入できなければ諦めるというデータがあります。その為、防犯カメラの設置はもちろんカギ類を常に最新のものにし、少しでも空き巣の入りにくい環境にしておくことが重要です。また、万が一に進入されても対応できるよう、人感センサーや警報装置などの電気工事も検討しておくのが良いでしょう。
電気工事の費用相場
防犯カメラ・ホームセキュリティ設置工事にかかる費用相場は、防犯カメラや人感センサーの設置に5万円~が相場と言えます。また、ウイルス感染や不正アクセスなどに対する工事費用は10万円~です。ただ、オフィスによって商品が物理的や情報的なものに分かれます。何を守りたいのかを明確にした上で見積もりを取るのが大切です。
まとめ
今回は、オフィスの新設や移設などで考えられる電気工事の費用相場についてまとめてみました。電気工事と一括りしていても、電気コンセントや照明器具のような基本的なものから太陽光発電のような特殊なものまでさまざまです。
ある程度、どんな設備が欲しいのかを決めておくと電気工事の種類や費用も予想しやすくなります。ただ、実際に依頼するとなると、電気コンセントだけでも種類や数などによって工事費用はさまざまで、詳しく予想するのは不可能です。
そんな時は、各電気工事に精通しているOFFICE110にご相談ください。OFFICE110では電気工事を始めLAN工事や電話工事と、オフィスの開設に関わる工事を広く扱っています。皆さんの状況に合わせた工事プランをご提案します。