コピー機(複合機)の種類って何種類？家庭用と業務用の違いってなに？【お役立ち情報】 | OFFICE110

コピー機(複合機)の種類について

1-1.レーザーとインクジェットの違いは？

レーザーとインクジェットの違いを一言でいうと「印刷方法」と「使用するインク」に違いがあります。

レーザーはドラムと呼ばれる部品に、トナーパウダーという非常に細かい粉を付着させ、画像や文字になる部分にレーザービームを当てて印刷を行ないます。

印刷速度が速く、文字の印刷やモノクロ印刷を得意とするコピー機(複合機)です。

また、最近ではレーザープリンターの仲間として、レーザーの代わりにLEDを使う機種もあり、より消費電力を抑えた機種も登場しています。

一方のインクジェットは、液体のインクを使って印刷するコピー機(複合機)のこと。
コピー機(複合機)内部に搭載されているノズルから、インクを印刷紙に直接噴出させて印刷を行ないます。

ブラック・シアン・マゼンタ・イエロー・グレーなどの色を混ぜ合わせて、様々な色を精細に再現してくれるため、写真やポスターなどコントラストの強弱がある印刷が得意なコピー機(複合機)です。

1-2.コピー機(複合機)に利用されるインクの種類

コピー機(複合機)に使用されるインクは「トナーパウダー」「顔料タイプ」「染料タイプ」の3種類があります。

それぞれの違いは次の通りです。

トナーパウダー	インク容量が大きい カラー色を再現するのが苦手 文字やモノクロ印刷が得意 レーザープリンター用紙、普通紙の印刷に適している
顔料タイプ	インクの粉末が完全には溶け切っていない 染料タイプのインクより、細かな部分も綺麗に表現できる 画用紙やマット紙、光沢紙といった用紙に適している
染料タイプ	粉末が細かく、インクの粉末が完全に溶け切っている なめらかな仕上がりで綺麗な色合いが表現できる 写真用紙などに適している

トナーパウダーが収容されているケースは「トナーカートリッジ」と呼ばれていて、主にレーザーコピー機(複合機)で使用されるインクです。

顔料と染料は「インクカートリッジ」と呼ばれていて、インクジェットコピー機(複合機)で使用されるインクになります。

また、資料や書類など事務的なものを印刷することが多いなら顔料タイプ。
写真やイラストなど、繊細な表現を求めるなら染料タイプのインクがおすすめです。

1-3.家庭用と業務用コピー機(複合機)の違い

家庭用と業務用コピー機(複合機)の大きな違いは、毎月のランニングコストです。

家庭用コピー機(複合機)だと、カートリッジの容量が小さいためインクの減りがとても早く、業務用として使う場合、インクの購入頻度が多くなってしまいます。

一方、業務用の場合は、カウンター保守契約を結び印刷枚数で保守料金を支払うため、修理費・インク(トナー)代は無料です。

どんなに文字の多い文書や画像・写真を印刷してインク切れを起こしても、インク(トナー)代は保守料金に含まれているので購入する必要はありません。

また、故障時にも差が出てきます。

家庭用コピー機(複合機)だと、軽微な故障であっても、修理工場に送って修理を行なう必要があります。

そのため、修理が終わるまで、コピー機(複合機)がオフィスにない状態になってしまうのです。

しかし業務用のコピー機(複合機)の場合は、ほとんどがオフィスへ修理スタッフがきて、その場で作業を行なう「出張修理」になります。

修理完了後すぐに利用できるため、コピー機(複合機)が使えない時間を最小限に留めることができます。

コピー機・複合機・プリンターって違いはあるの？

印刷を行なう機械は、コピー機・複合機・プリンターと何種類かあります。
それぞれの違いは次のような感じです。

コピー機	原稿をスキャンして全く同じ内容の印刷物を作成できる。 原稿を画像として認識し、複写(コピー)してくれる機械のこと。
複合機	コピー・FAX・スキャン・プリンターなどの機能が1台に複合されているモノ
プリンター	パソコン上で作成した文書や資料などのデータを転送し、紙に印刷する機械のこと。

ビジネスで使用されるものは、基本的にコピー機か複合機になります。
しかし近年では、コピー機でもプリンター機能が搭載されている機種も珍しくなく、区別しにくい機種が増えています。

そのため、最近ではFAX機能が有りなら複合機。
無ければコピー機といった感じで、FAX機能の有無がコピー機と複合機を区別するポイントになっています。

コピー機(複合機)国内主要メーカーごとの特徴

3-1.SHARP(シャープ)

シャープのコピー機(複合機)は「コストの安さ」が魅力です。

LEDや節電モードなどを搭載している機種も多く、環境への負担軽減も考えられている設計になっています。

また、同じような機能を備えた他メーカーのコピー機(複合機)よりも安く導入できることが多く、保守費用も比較的安く抑えられる機種が豊富です。

他にも、シャープのコピー機(複合機)は「紙詰まりしくにい」「操作性が良い」とトラブルが少ないメーカーとして人気があります。

3-2.brother(ブラザー)

ブラザーのコピー機(複合機)の特徴は、直感的に見てすぐにわるようにグラフィックやアイコンを多く使用していて、誰でも簡単に操作が可能な設計になっています。

また、ブラザーのコピー機(複合機)は、トナーやドライバーに改良が施されており、文字やグラフがくっきり鮮明に印刷できるようになっているのも特徴です。

対応用紙もザラ紙からツルツルした質感のコート紙に標準対応している機種も多く、広告チラシやメニューなどの印刷物を作成するのに適した機種も多く取り揃えています。

他にも、ブラザーのコピー機(複合機)はクラウド連携にも強く、コピー機(複合機)を通してスキャン・印刷・送信された文書は、クラウド上に保管することも可能です。

3-3.Canon(キヤノン)

キヤノンのコピー機(複合機)は、使いやすさを最優先したデザイン・設計で様々な業種から支持されているメーカーです。

コピー機(複合機)の基本機能であるコピー・プリント・スキャン・FAXといった機能が優れているのはもちろんのこと、標準搭載以外の機能もオプションとして自由に追加できるのが人気の理由。

液晶ディスプレイは、映像技術に強いキヤノンならではの見やすいタッチパネルを採用で、スムーズな操作を行なえます。

3-4.RICOH(リコー)

リコーのコピー機(複合機)の特徴は「メンテナンスの行ないやすさ」です。

紙詰まりなどのトラブルが発生したとき、誰でも対応できるようにわかり易いガイダンス機能が搭載されています。

トナー交換自体も簡単に行なえるようなっており、初めてコピー機(複合機)を導入した方でも安心して長く使える設計です。

他にも、故障情報やトナー管理ができる自動レポート機能を搭載しているため、万が一トラブルが発生しても、安心して利用できる工夫がコピー機(複合機)
全体に施されている機種が豊富に取り揃えてあります。

3-5.FUJIFILM(富士フィルム)

富士フィルムのコピー機(複合機)の特徴は「印刷品質の高さ」と「耐久性」。

色彩の再現能力が高く、どんな色味でも忠実に再現できるだけの性能があり、原稿のクオリティーを下げることなく再現できるため、カラー印刷に強いという特徴があります。

また、万が一の故障などのトラブルが発生しても、富士フィルムはメーカーサポートに定評があるので、安心して使い続けることができます。

3-6.KYOCERA(京セラ)

京セラのコピー機(複合機)の特徴は「耐久性」に優れていることです。

コピー機(複合機)の内部に搭載されている「ドラム」という部品の耐久性は業界トップクラス。
他メーカーよりも硬度が高いという特徴があります。

通常のドラムは10万枚程度が寿命といわれていますが、京セラ製品のドラムは100万枚が脅威の高寿命なのです。

また、紙詰まりやトナー交換などの手順が、操作パネルにアニメーションで表示されるので、コピー機(複合機)に慣れていない方でもメンテナンスが簡単に行なえる機種が豊富にあります。

3-7.TOSHIBA(東芝)

東芝のコピー機(複合機)はとにかく「低価格」。
コピー機(複合機)メーカーの中でも「販売価格」が安いのが特徴です。

価格が安いという以外にも、操作性を意識した設計が多く、利用者にあわせて角度を自由に調整できる液晶タッチパネルなどを採用しており、画面が見やすい設計の機種が豊富にあります。

また、セキュリティ対策も充実しており、コピー機(複合機)内のハードディスクに残っているデータは、印刷作業終了後にデータを上書きしたり、不正に接続されたデバイスを無効化したり、情報漏えいを未然に防いでくれる機能が搭載されています。

3-8.KONICA MINOLTA(コニカ・ミノルタ)

コニカ・ミノルタのコピー機(複合機)の特徴は、特殊な印刷設定や長尺印刷といった、様々なニーズに対応できる機種が多く、幅広い業種から支持されています。

また、紙詰まりといったトラブルが少ないことでも人気があるメーカーです。

故障やトラブル時の対応も充実していて、メーカーWebサイトのサポートページで紙詰まりの処理方法が機種ごとに紹介されているため情報も充実しています。

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まとめ