コピー機（複合機）の反転機能ってなに？おすすめの対応機種【お役立ち情報】 | OFFICE110

コピー機 （複合機）の基本機能は”印刷・コピー・スキャン”の3つ。
また、ファックスやデータ共有、セキュリティ対策のされたものなどもあります。

正直、コピー機 （複合機）って機能が多すぎて使いこなせていないのでは？

どんなに多機能でも、理解して使いこなさないと機能がないのと同じことです。
印刷・コピー・スキャンだけであれば家庭用のコピー機でも十分に対応できます。

例えば、コピー機 （複合機）であまり知られていない”反転機能”。

印刷時に使用されるものですが、知っているとコピー機 （複合機）が少しだけ便利に。
反転機能を使えば写真やイラスト、グラフなどを左右に反転させることも可能です。

今回はコピー機 （複合機）の”反転機能”について詳しくご説明したいと思います。
反転機能に対応しているおすすめ機種にも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

• コピー機（複合機）の反転機能とは
• 反転機能のあるコピー機 （複合機）
• まとめ

コピー機（複合機）の反転機能とは

コピー機 （複合機）の”反転機能”について、どのような機能か知っている方は少ないのでは？
では、コピー機 （複合機）の反転機能とは何か、どんな場面で役立つのかについてご紹介しましょう。

反転機能の3つの種類

コピー機 （複合機）の”反転機能”と一括りにしていますが、”左右反転・白黒反転・ネガポジ反転”の3つがあります。

左右反転

その名の通り、印刷データを左右対称に反転させて出力する機能です。

例えば、写真やイラスト、グラフなどは左右の向きによって見え方が変わります。
左右対称に反転させることで、より見やすくなることもあるので便利です。

ただし、文字は反転させると読みづらくなるので、文章資料にはまず使えません。

白黒反転

”白黒印刷”と同じで、カラーデータを”白黒”に反転させて出力する機能です。

全ての資料をカラーのまま出力すると通常よりもインク代がかかります。
その点、白黒反転させればインクは”黒”だけなので、インク代を抑えられます。

文章を印刷するときはお得ですが、色が多いと全体が黒くなり見づらくなるのが難点です。

ネガポジ反転

”ネガフィルム”のように印刷データの明暗や色調を反転させて出力する機能です。

白色は黒色に、赤色は青色に、緑色はピンク色になど。
白黒反転とは異なり、元の色に対応している”反転色”を出力できます。

画像やイラストなどのデザインには使われますが、文章だとただ白黒になるだけです。

反転機能はどんな場面で役立つの？

コピー機 （複合機）では”左右反転”または”白黒反転”がよく使われます。

例えば、左右反転は片側だけのイラストを反転させ、左右対称のイラストに。
白黒反転は文章が主体で、モノクロにしても問題のない資料を印刷するなどです。

反対に、コピー機 （複合機）の機能として”ネガポジ反転”は使いどころが狭いです。

全ての色を”反転色”にしてしまうので、相当に計算された画像でないと見づらくなります。
撮影スタジオやデザイン事務所など、クリエイティブな業種でもない限りほとんど使われほどです。

コンビニのコピー機では使えない

最近、一般家庭におけるコピー機 （複合機）の台数が減ってきているそうです。

どのコンビニにもコピー機 （複合機）があり、白黒であれば1枚10円と手軽なためです。
オフィスによってはコピー機 （複合機）を置かずに、コンビニを利用しているところもあるのでは？

しかし、”反転機能”はコンビニのコピー機 （複合機）には基本的にありません。

というのも、コンビニは大衆受けするサービスの提供を第一に考えているため。
”反転機能”のようにあまり使われない機能までコピー機 （複合機）に装備しないのです。

もし、反転機能を使う予定があるのなら、対応するコピー機 （複合機）を導入する必要があります。

反転機能のあるコピー機 （複合機）

左右反転や白黒反転、ネガポジ反転などコピー機 （複合機）によって対応している機種が異なります。
では、各種反転機能に対応しているコピー機 （複合機）のおすすめ機種と特徴について見てきましょう。

左右反転に対応している「キヤノン　imageRUNNER C3020F」

左右反転に対応しているコピー機 （複合機）としては、キヤノンの”imageRUNNER C3020F”が。
オーソドックスなコピー機 （複合機）だからこそ、手頃さと扱いやすさが魅力的な機種です。

シンプルなエントリーモデル

”印刷・コピー・スキャン”と、コピー機 （複合機）としての基本機能に絞ったエントリーモデル。

”5インチカラーパネル”で見やすく、かつシンプルな設計で操作しやすいのが魅力です。
価格帯も130万円からと、このクラスのコピー機 （複合機）としては十分にお手頃と言えます。

高画質なカラープリント

”高画質カラープリンティング”によりキヤノンならではの細かな色合いの表現にも対応。

階調再現がしっかりしているので距離感のある被写体、単調な被写体もはっきりと出力されます。
木陰は深みのある色合いに、葉は明るさから細かな陰影までしっかりと表現できるほどです。

PDFデータの共有

”SEND-Lite”によりスキャンした内容をPDFとして各端末とデータ供給が可能。

また、データサイズを縮小できる”高圧縮PDF”やセキュリティ対策になる”暗号化PDF”。
文章内のテキスト検索ができる”サーチャブルPDF”など書類データの共有、管理に便利です。

キヤノン　imageRUNNER C3020F
公式サイト：http://cweb.canon.jp/office-mfp/lineup/color/irc3020f/features.html

白黒反転に対応している「リコー　RICOH MP C307」

白黒反転に対応しているコピー機 （複合機）はリコーの”RICOH MP C307”になります。
コンパクトながらも大型機と変わらない高性能さ、低コストさに強みのある機種です。

レイアウト自由なコンパクト設計

幅498mmに縦585mmと従来のコピー機 （複合機）の半分近くのサイズ感。

極限まで無駄を省いたコンパクト設計により、設置面積は従来比の60％ほどです。
棚の上はもちろん、スペースに限りのあるデスクトップとしても十分に設置できます。

高速復帰に高速出力

コンパクト設計ながらもフルカラー（または、モノクロ）で毎分30ページと高出力。

その上、スリープモードからの復帰時間は約8.3秒と”高速復帰”にも対応しています。
復帰からコピー（カラー）までの時間も約8.6秒と、ストレスなく使用できるでしょう。

2色コピー（プリント）

白黒反転のように、カラー原稿を2色だけで表現のできる”2色コピー（プリント）”。

黒とシアン・マゼンダ・イエローのどれか1色と、黒とシアンなどと2色コピーが可能です。
2色だけで出力するので低コストに、かつ白黒よりもグラフなどは見やすいと言えます。

リコー　RICOH MP C307
公式サイト：https://www.ricoh.co.jp/mfp/mp_c/307/point/

ネガポジ反転に対応している「富士フィルム　DocuCentre-V C2263」

ネガポジ反転に対応しているコピー機 （複合機）は富士フィルムの”DocuCentre-V C2263”。
高性能にも関わらず静か、かつ”IC認証機能”を備えることで安心・安全にも定評のある機種です。

高い静音性

”エアフロー設計”により高性能にも関わらず動作音の少ない”静音性能”。

冷却ファンの数を減らした設計により、動作音は17dB（デシベル）ほど。
20dBが「木の葉の触れ合う音」とされるので、ほとんど聞こえない音量です。

安心のセキュリティ性能

ICカードを使用した認証機能による安心のセキュリティ性能。

ICカードにより認証されたユーザーしかコピー機 （複合機）を操作できないことに。
不正アクセスの防止につながる上に、利用履歴も残るので私的利用も抑えられます。

エコなスマート節電

機能に合わせて通電箇所を制限できるエコな”スマート節電”。

例えば、スキャンやファックスなどは上部のスキャナー部分のみ通電させるなど。
下部（出力装置）を通電させないことで電力消費を抑えられ節電できるのです。

富士フィルム　DocuCentre-V C2263
公式サイト：https://www.fujifilm.com/fb/product/multifunction/dc5_c2263/

まとめ

今回は、コピー機 （複合機）で使える”反転機能”についてまとめみました。

コピー機 （複合機）で使える反転機能は以下の3つ。