納品日:2019-12-26
都道府県:東京
メーカー:FUJIFILM
機種名:DocuCentre-VI C2264
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ポストスクリプト(PostScript)という用語を目にされたことはありますか?おそらく、目にされたことのない方が多いのではないかと思います。
しかしながら、複合機やコピー機にとってポストスクリプトは非常に便利で汎用性の高いオプション機能です。
今回の記事では、ポストスクリプトとはどのようなものか、といった紹介から、複合機にて「ポストスクリプトエラー」が生じてしまった際にはどのように対応すべきかについて案内いたします。
ポストスクリプトとはどのようなものかを紹介します。
ポストスクリプトとは、1984年にアビドシステム社が開発したページ記述言語です。
ページ記述言語とはプログラミング言語のひとつで、プリンターに対して描画の指示を出すためのものです。指示内容は、文書や画像のデータを印刷する際に、「この色で、この大きさで、この形で」といった具体的な内容です。ポストスクリプトは最も代表的なページ記述言語であり、多くのレーザープリンターに標準装備されています。
ポストスクリプトが搭載されていることにより、利用者は機種やソフトにかかわらず同じ印刷結果を得ることができます。また、複合機のメーカーが変わっても、同じように印刷できます。富士フィルムやリコーなどプリンターのメーカーが独自に開発した記述言語もありますが、ポストスクリプトの場合は基本的にはメーカーを気にせずに利用できます。
また、もう一つのメリットとして印刷のための画像データイメージの処理をパソコンではなく複合機側で行います。
従って、パソコンのスペックに左右されずにプリンターの処理速度でプリントアウトできます。
利用中の複合機・プリンターにポストスクリプトが搭載されているか否かを簡単に判断する方法の一つとして、搭載モデルには「Adobe PostScript 3」というシールが分かりやすい位置に貼られていることが多いです。
ポストスクリプトはほとんどの複合機に搭載されています。
しかし、家庭用のインクジェットプリンターや安価なコピー機には搭載されていない場合があります。
ポストスクリプトが搭載されていないプリンターで印刷を行うと、同じパソコンから同じデータを出力してもプリンターによって印刷イメージが異なる結果が出る場合があります。また、画像イメージのデータ処理をパソコン側で行うので、処理速度がパソコンのスペックに左右されます。
ポストスクリプトは、一般的にコピー機をビジネス利用する上で非常に重要なオプションですが、中でも搭載されていることが必須とされる方々がいます。具体的には、以下の方々です。
デザイン系や印刷系の職種の方は、プリンターによって異なった印刷イメージで出力されてしまうと、納品物の品質にばらつきが生じてしまいます。従って、どんな機種でも同じように出力ができるポストスクリプト機能が非常に重要です。
マックの場合は、マックがポストスクリプトを搭載しておりその他のページ記述言語との互換性が高くないことから、非搭載のコピー機ではそもそも印刷ができないことが多いです。
まれに、プリントアウトをする際に「ポストスクリプトエラー」と表示されプリントアウトできない場合があります。この場合、いくつか原因が考えられますので、原因を特定し対応しなければなりません。
エラーが起こった際には複合機のサポートに問い合わせをするのが確実ですが、サポート対応まで業務が滞ってしまいます。以下の流れで確認を行えば、よりスムーズに問題を解決できるかもしれません。
複合機、コピー機がつながっているすべてのパソコンでポストスクリプトエラーが起こっているのか、特定のファイル・アプリを印刷しようとした際にだけエラーが生じているのかを確認してください。
特定のファイルやアプリをプリントアウトしようとする際のみエラーが生じている場合は、原因は複合機ではなくファイル・アプリにある可能性が非常に高いです。この場合の問い合わせ先は、ファイルやアプリの提供者ということになります。
また、特定のアプリがエラーの原因である可能性が高い場合はアプリの再インストールやバージョンアップにより解決できる場合もあります。
特定のファイルによってエラーが起こっている可能性が高い場合には、ファイルの内容を新しいファイルにコピーし新たに「名前を付けて保存」をしたのちにプリントアウトしてみてください。エラーが発生しない場合は、元のファイルが何らかの事情により破損してしまっているといえます。
複合機でポストスクリプトのエラーが表示される際に、同時にトラブルシューティングを実行するか否かの案内が表示されるかと思います。
具体的に、原因として考えうるのは次のような部分です。
しかしながら、ポストスクリプトエラーは予測されないものであることも多く、トラブルシューティングにより必ず解決できるというものでもありません。
異なるアプリケーションから印刷を出力しようとしても同様のスクリプトエラーが起こってしまう場合は、システム自体にエラーが生じている可能性が高いです。
具体的なエラー内容は以下のようなものがあります。
これらを解決するためには、以下のような方法を試してみることで改善できるか否かを図ることができます。
複合機やコピー機にエラーが生じた場合は、業務に大きな支障をきたすので復旧作業を焦ってしまうケースが珍しくありません。
ポストスクリプトエラーという用語は耳慣れないものでもあり、戸惑いも大きいかと思いますし、予期せぬエラーが起こってしまうこともあるので上記の手順を踏んでもなかなか原因が分からないこともあるかもしません。
しかし、問題の原因を正確に把握できなかった場合でも、サポート業者が到着するまでにある程度絞り込みをすることによって業者の作業もある程度予想をつけやすくなります。
一方で、配線の抜き差しや再起動など、よりトラブルが大きくなる可能性もあるので冷静な判断が求められます。
ポストスクリプトとポストスクリプトエラーについてまとめました。
ポストスクリプトという用語については一般の方にとってはほとんどなじみのないものですが、複合機やコピー機でデータを印刷する際には「核」といっても過言ではないほど重要なオプション機能であることが確認できました。普段は意識せずに当たり前のものとして使用していますが、ポストスクリプトが搭載されていないと様々な不都合が生じます。
便利なものだからこそエラーが起こった際には印刷ができず業務が滞ってしまいます。
通常は、複合機のサポート対応を依頼することになるかと思いますが、原因の絞り込みを行うことによって多少サポート時の作業時間にも影響します。今回の記事を参考に、冷静かつ迅速に対処していただけたら幸いです。
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