納品日:2019-12-26
都道府県:東京
メーカー:FUJIFILM
機種名:DocuCentre-VI C2264
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コピー機を使用していると「トナーの交換時期が近づいています」というような表示がされるかと思います。コピー機や複合機ではインクのことを「トナー」と呼びます。
トナーについて、普段意識されることは少ないのではないでしょうか?トナーの粉には純正のものと非純正のものがあり、メリット・デメリットがありますので、ご紹介いたします。
また万が一、トナーの粉をこぼしてしまったときの清掃方法についても案内していますので、参考になさってください。
あえて説明するまでもないことかもしれませんが、コピー機や複合機に使用するインクのことをトナーといいます。トナーはトーン(色調)と同じ語源である「トーニング」という言葉からできており、「色調を作る」役割ということから来ています。
コピー機や複合機のインクであるトナーは、プラスティックの筒状のケースに入った粉の微粒子です。
レーザーなどを照射して目に見えない感光体の像を作り、それにトナーを付着させることで紙に定着させるのがコピー機の原理です。トナーが粉で出来ているのは、紙に定着する際に静電気を利用するためです。粉の方が液状よりも帯電しやすいのです。
トナーの粉はどのような成分で出来ているかご存知でしょうか?
トナーの粒子は5ミクロン以下の非常に小さな粒の集まりで、複合機に使用する1本のトナーの中には地球の人口以上の粒子が入っているとされています。
トナーは、以下の三つを混ぜ合わせた粉です。
トナーの主の成分です。元々は粒子ではありませんが、粉々にして小さな粒の粉とすることによってコピー機のトナーとして使用できるようになります。
プラスティック樹脂に色を付ける成分が顔料です。ブラック、マゼンダ、シアンなどの色が主に使用され、複合機やコピー機はこれらを混ぜ泡得競ることで多くの色をプリントできます。
プラスティック樹脂と顔料のみでは、コピーで熱を加えた際にコピー機の部品(ローラー)にも色がついてしまいます。それを防ぐために粉上にしたワックスが混ぜられています。
他に、帯電制御材や添加物などが含まれています。
トナーには2つの製造法があります。
と
です。
粉砕法とは原料のプラスティック樹脂を熱で溶かし、冷やして固めながら、強い気流で壁にぶつけ樹脂を砕いて作る方法です。
重合法とは、プラスティック樹脂と顔料を混ぜたものに接着剤や重合材を入れ化学反応により混ぜ合わせてトナー粒子を作る方法です。粉砕法と比較して粒子の形が均一で丸みのある粉粒子が生成されますが粉砕法に比べて製造コストは高くつきます。
粉砕法と重合法のどちらをメインとするかはコピー機のメーカーごとでまちまちです。
トナーには、複合機のメーカーが専用品として作っている純正トナーとそれ以外のメーカーが作成している非純正トナーがあります。
当然ですが、非純正トナーの方が純正の物よりも値段は安いのでコストは抑えられます。
しかし、非純正トナーの場合は以下のようなリスクもあります。
コストとリスクを踏まえたうえで、判断していただければと思います。
トナーの粉をこぼしてしまうと、粒子が非常に小さいため粉塵になってしまい吸い込んでしまうケースがあります。
トナーの粉は非常に粒子が小さく軽いので、トナー交換の際に残りの粉をこぼしてしまったりコピー機を移動する際にうっかりコピー機から飛び出させてしまったりした際には空気中に舞ってしまうことがあります。
トナーは顔料の色もあるので、いかにも健康に悪そうな色をしていて空気を吸い込むのが不安になってしまう方もいらっしゃるようです。
また、こぼれてしまったトナーは掃除機でなかなかうまく吸い取れず、かといって拭いてもなかなか取れないので清掃という点でも非常に困った存在になりますね。
コピー機のトナーに関して、メーカーは使用する材料の一つひとつについて人体に害がないものであることの検査をしています。したがって、トナーの成分としては、人体に害を及ぼすものではありません。
しかし、トナーの粉はホコリでもあるので、大量に吸い込んでしまうと肺にとって良くないことは確かです。
アレルギーやハウスダストを持っている方はもちろん、そうでない方にとっても吸い込まない方が良いことに変わりはありません。
空気中に軽く舞ってしまった程度の粉塵であれば気にする必要はないと思いますが、もし大量に吸い込んでしまって咳き込んでしまった場合には内科への受診をオススメします。
トナーの粉を大量にこぼしてしまった場合は、ほうきで掃き取り、残った粉は石けん水で濡らした雑巾などで拭き取ってください。
特にタイルカーペットなどでは、カーペットの毛の間に入り込んでしまい大変な作業になってしまうかと思いますが、叩くようにして根気よく清掃してください。
また、トナーの粉は肌に触れても問題のないものですが、清掃の際に手などに付着してしまった粉は石けん水などで早めに洗い流してください。
注意していただきたい点としては、掃除機の利用は絶対にやめてください。粉の微粒子が、掃除機内に充満し、最悪の場合には粉塵発火してしまう可能性があります。
床にこぼしてしまった場合だけでなく、コピー機内でこぼれてしまった場合などでも同様です。
コピー機内にトナーの粉がこぼれてしまうときの対処
トナーの粉は、こぼれないように工夫して設計されています。コピー機の中でトナーが散乱してしまっている場合は、どこかにトラブルが生じている可能性が高いので、以下のように対処してください。
1、コピー機の電源をオフにします。
2、床などに散乱したトナーを拭き取ります。
3、トナーの周りにトナーの粉が付着していないか確認し、付着している場合は乾いた粉で拭き取ってください。
4、ドラムカートリッジとその周りを確認し、トナーが付着していないかを確認してください。ドラムカートリッジの周りが汚れている場合は乾いた雑巾で拭き取ってください。ドラムカートリッジ本体が汚れている場合は交換をしてください。
5、点検と清掃が完了したら、元通りトナーカートリッジをしっかり挿入してください。
6、それでも状況が改善されない場合は保守センターに修理・点検依頼をかけてください。
コピー機のトナーについてまとめました。
トナーは普段何気なく使用している際には特に気にかけることもないですが、コピーの品質が良くなるように、そして環境や人体に悪影響を及ぼさないようにとても工夫して作られています。
粉の粒子は5ミクロンと非常に小さな粒子で、そのため大量にこぼしてしまった際にはたくさん吸い込んでしまわないようにしてください。
トナーは人体に被害はありませんが、一般的なホコリと同様アレルギーを起こすケースもありますので、気になる方は病院で検診してもらうようにしてください。
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