納品日:2019-12-26
都道府県:東京
メーカー:FUJIFILM
機種名:DocuCentre-VI C2264
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コピー機の歴史は、いまより約250年前にさかのぼります。
意外と昔から存在するのを知って驚かれる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、コピー機の歴史をひもとき、昔はどのように原稿を複写していたのかを解説いたします。
また、進化型コピー機ともいえる複合機の機能や代表的な複合機メーカーもご紹介。
さらに、コピー機の歴史に関するよくある質問もまとめました。
コピー機がどのような変遷をたどってきたか知りたい方に興味深い内容となっていますので、ご一読ください。
コピー機の歴史は意外と古く、じつは約250年前から存在します。
もちろん現在普及しているような電気を使うものではありませんが、古くより複写技術が開発されてきました。
コピー機の歴史を、大きく以下3つの区分に分けて解説します。
最初のコピー機が登場したのは、1779年のことです。
発明したのは、蒸気機関の発明で有名な「ジェームズ・ワット」です。
ワットが考案したコピーの原理はシンプルで、薄い紙とインクを使って複写するというものでした。
裏側にまでインクが染み込むほどの薄い紙を用意し、別の紙を重ねて押すことで、文字がコピーされます。
この仕組みは長い間利用され、なんと20世紀まで活躍しました。
引用:リコー公式サイト
1951年になると、ドイツで「ジアゾ式複写機」が開発されました。
これはジアゾ化合物(窒素化合物)を用いたコピー方法で、紫外線を照射して感光させることでコピーします。
つまり、化学反応を利用した複写方法です。
ジアゾ式には湿式・乾式・熱式と複数のタイプがありますが、一般的だったのは現像液が塗られた紙を使う湿式です。
この方式では、コピー紙の発色が主に青色であったため、「青焼き複写機」とも呼称されます。
いまでは存在しない昔のコピー方式と思われるかもしれませんが、現在でも設計図面のコピー機として生産・利用されています。
「PPC複写機」は、1959年に米国で開発されたコピー機です。
ジアゾ式が青焼き複写機と呼ばれるのに対し、PPC複写機は「白焼き複写機」と呼ばれることがあります。
この複写機は、電気の力で画像記録をおこなう「ゼログラフィ」という技術をもとに開発されました。
発売されたコピー機は『ゼロックス』という製品名だったため、欧米では現在でもコピー機のことをゼロックスと呼ぶことがあります。
※『ゼロックス』は、米国のハロイド社(のちのゼロックス社)が開発しました。
こちらのコピー機は従来の方式とは異なり、薬品を塗った特別な用紙を使う必要がなく、普通紙を利用できました。
さらにコピーするときに拡大や縮小が可能など、利便性が高いのも特徴です。
1980年代になると、コピー以外の機能も搭載した「複合機」が登場するようになりました。
当初はコピー機能にFAX機能が追加され、その後プリンター機能やスキャン機能なども実装されるようになりました。
複数の機能がオールインワンになった複合機は1台でさまざまな業務をおこなえるため、多くのオフィスで導入されています。
現在のコピー機(複合機)には、基本の4機能(コピー・プリント・FAX・スキャン)に加えて、便利なオプション機能を多く搭載した機種もあります。
ここからは、現在市場に出回っている複合機の代表的機能として、以下の機能について解説します。
コピー機能は、テキストや画像などを複製する機能です。
会社のさまざまな文書や身分証・設計図・イラストなど、あらゆるタイプの原稿をコピーできます。
単にオリジナル原稿をそのままコピーするだけでなく、以下のように編集してコピーすることも可能です。
プリント機能は、PCやモバイル端末(スマホ・タブレットなど)に保管された各種データを、紙に出力できる機能です。
PDFやWord・Excelなど、業務でよく使われる形式のデータを印刷し、紙媒体として活用したい場合に重宝します。
これらのデータはデジタルデータとしてほかの端末に送信・共有することもできますが、紙媒体にすると、手で書き込みしたり、資料として渡したりするうえで便利です。
FAX機能は、テキストや画像などの送受信をおこなう機能です。
基本的な使い方としては、会社に送られてきたFAXデータを紙に印刷して出力したり、原稿を読み取って相手に送信したりします。
最近では、FAX機能が大きく進化しており、必ずしも紙を使う必要がありません。
たとえばPCから複合機に直接送信指示を出して、相手にFAXデータを送ることが可能です。
つまり、「PCから一度プリントしてから複合機で読み取って送信」という面倒なプロセスなく送れます。
またFAXデータを受信する場合も、紙にプリントせず、PCやモバイル端末にメールで転送したり、コピー機本体にデータとして保存したりすることも可能です。
FAX関連機能としてはほかにも、コピー機に搭載したパネルで内容を確認できる機能や、宛先確認機能など、さまざまな便利機能があります。
スキャン機能は、原稿をコピー機本体で読み込み、データとして保存できる機能です。
使用シーンとしては、紙媒体の文書や画像などをデータ化して、PCやモバイル端末にデータ保存するのが一般的でしょう。
デジタルデータにすることで、ほかの社員と共有しやすくなるほか、クラウドストレージに保管すればどこからでも閲覧できるようになります。
紙媒体は紛失や汚損のリスクがありますが、データ化すれば保管が容易です。
複合機のなかには、スキャンしたデータをPDFだけでなく、WordやExcelに変換できるものもあります。
これらの形式に変換すれば、あとで内容を編集することが可能です。
オプション機能とは、追加料金を支払って追加できる便利機能のことです。
前述の基本機能のほかにも、ニーズに応じてさまざまな機能を追加できます。
主なオプション機能には、以下のようなものがあります。
これらのオプション機能を使うと、印刷物を扱う手間を省けます。
たとえば多くの枚数がある資料をプリントアウトする場合、フィニッシャーを使うことで人手を介さずに加工処理ができます。
ここからは、複合機の代表的メーカーとして、以下の3社の製品特徴をご紹介します。
メーカーごとの複合機の特徴について知りたい方は、ぜひ参考になさってください。
なお以下の記事では、上記3社を含む複数の複合機メーカーを比較していますので、こちらもご参照ください。
富士フイルムは、『Apeos』シリーズで有名な大手メーカーです。
『Apeos』シリーズは、白黒基調のカラーリングがシンプルで清潔感があり、オフィスに溶け込むデザインが魅力の複合機です。
こちらのメーカーには、以下のような特徴があります。
画像プリントアウトの技術に優れており、色彩再現能力は業界随一です。
微細なトナー粒子を用い、風景や人物などの画質を忠実に再現します。
全国各地にあるセブンイレブンで導入されており、信頼性の高さは担保されています。
複合機は高額なため耐久性が非常に重視されますが、内部にパーツの異常検知をするセンサーが組み込まれているため、重いトラブルが発生しないうちに対応可能です。
「商品」「保守サービス」「営業対応」「コスト」の4つの要素においてユーザーから高評価を得ており、初めて導入する場合にも安心感があります。
SHARP(シャープ)は、デジタルフルカラーの『BP-○○C』シリーズや、モノクロの『BP-○○M』シリーズ、またA4複合機の『MX』シリーズなどで有名な大手メーカーです。
SHARPのコピー機には、以下のような特徴があります。
本体価格が比較的安く、デジタルフルカラーの新品なら100万円を切る製品が、A4複合機なら60万円ほどの製品もあります。
中古品が市場に出回っているため入手しやすく、価格も10万円以下の低価格におさまる場合が珍しくありません。
全国に展開しているコンビニ2社で導入されており、利便性や耐久性が評価されています。
新品だけでなく中古品でも保守点検のサービスを受けられるため、予算面から中古品の導入を考えている企業にも安心です。
Canon(キヤノン)は、『imageRUNNER』シリーズで有名な複合機メーカーです。
Canonの複合機には、以下のような特徴があります。
カメラで名高い同メーカーですがカラー印刷が美しく、微細な線も忠実に表現する高画質な印刷技術が特徴です。
薄めの紙を使っても裏写りしにくく、大量にプリントアウトする場合にも安定品質で出力できます。
ラインナップのなかには、業務効率を高めるさまざまな機能が搭載されている製品があります。
たとえば、事前に設定したルールにもとづいて自動ファイル名の付与やフォルダー振り分けができる「ファイリングアシスト」、一度に原稿の両面を読み取る「両面同時読み取りADF」など、利便性に優れた機能が魅力です。
大画面で視認性に優れたタッチパネルを搭載しており、直感的な操作が可能です。
またユーザーごとに画面設定ができたり、頻繁に使う機能をトップ画面に表示したりするなど、ユーティリティ性に優れています。
ここからは、コピー機の歴史についてよくある質問に回答いたします。
コピー機の変遷に興味がある方は、ぜひご一読ください。
日本において、コピー機がない時代には、「謄写版」という仕組みが使われていました。
これは日本独自の仕組みで、明治時代の1894年に、堀井新治郎が開発したものです。
※謄写版の原型は、かの発明王エジソンが発明した「ミメオグラフ」。
謄写版の仕組みは、以下のとおりです。
カラーコピー機が誕生したのは、1972年です。
厳密に言うと、それより以前にもカラーコピーができるものはありましたが、普通紙に複写できる製品が登場したのはこの年でした。
ちなみに、白黒コピー機が誕生したのは1950年です。
とはいえ現代のように自動操作ができるものではなく、手動で複写するアナログのコピー機でした。
その後、1959年に全自動の白黒コピー機が誕生しました。
日本におけるコピー関連の技術は、前述のように明治時代ごろからすでに存在していました。
その後、過去100数十年以上にわたって、さまざまな技術が確立しています。
たとえば1936年には、理研感光紙株式会社(現在のリコー)が、先述のジアゾ式複写機で使われていた用紙に改良を加え、書き込みができる陽画感光紙を開発しました。
また1951年にはコピア(現在のキヤノンファインテック)、1955年には現在のリコーがそれぞれ、卓上型のコピー機を発売しました。
このころからコピー機が事務機器として認識されはじめます。
コピー機の普及に拍車がかかったのは1970年代からです。
このころ登場したコピー機では、それまで主流だった感光紙ではなく普通紙を使えるようになったため、コスト面や取り扱いの面でハードルが低くなりました。
その後コピー機はデジタル化し、現在では多数の機能を搭載する複合機へと進化してきました。
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コピー機の歴史は古く、いまから250年ほど前には、すでに優れたコピー技術が確立していました。
その後さまざまな技術革新や改良努力を経て、コピー機は大きな進化を遂げました。
コピー機能にとどまらず、FAXやプリント・スキャンなどさまざまな機能がオールインワンになった複合機が主流になっています。
メーカーや製品によって機能は若干変わりますが、各メーカーが業務効率を高める便利な機能を搭載した製品を提供しています。
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