複合機の能力はなにを基準に選ぶべき？新品・中古の違いとは【お役立ち情報】 | OFFICE110

複合機を選ぶ上でなにを基準にするべきか迷いませんか？
複合機を選ぶのに迷っているのなら”能力（性能）”に注目しましょう。

現在、日本で複合機を販売している主要メーカーは5社。

• キヤノン
• リコー
• 富士フィルム
• シャープ
• コニカミノルタ

各メーカーは様々なコンセプトをもとに複合機を開発しています。
複合機と一括りにしていても、能力（性能）で見ると大きく異なる訳です。

また、複合機は1台100万円前後もする決して安くはない機器です。

少しでもお得に導入するためには、”中古”という選択肢もあると思います。
しかし、「新品との能力（性能）に差があるのでは？」と不安があるのも確かです。

そこで、今回は複合機を選ぶ上でどの能力（性能）に注目すべきなのかをご紹介します。
複合機の新品・中古の違いについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

• 複合機に求められる能力とは
• 複合機の能力は中古・新品でどう違う？
• 複合機の能力別おすすめメーカー3選
• まとめ

複合機に求められる能力とは

複合機を選ぶのなら”能力（性能）”に注目することが重要です。
では、選ぶ上で特にチェックしておきたい複合機の能力をご紹介しましょう。

印刷速度

まず、複合機の能力としては”印刷速度”に注目です。

印刷速度とは1分間に何枚印刷できるかの能力のことです。
一般的なものだと20枚/分ですが、高速なものだと40枚/分以上も。

会議資料のために冊子を100部と大量印刷することもあります。

印刷速度が遅いと冊子作りだけで大きく手間がかかることに。
もし印刷速度が速ければ、空いた時間を他の作業に当てられます。

印刷枚数が3,000枚/月であれば、20枚/分以上は欲しいところです。

操作性能

次に、複合機の能力として”操作性能”もチェックです。

操作性能とはどれだけ操作しやすい設計になっているのかということ。
印刷・コピー・スキャンなど機能が充実しているからこそ”使いやすさ”は重要です。

多機能すぎるゆえに、機能の半分も使いこなせていないことはよくあります。

分厚いマニュアルを読まないと操作できないのでは手間がかかるだけ。
小さすぎて文字が読みづらい、操作しづらいのではまず使いこなせません。

液晶画面は大きく、かつ直感的に操作できる使いやすさを求めたいところです。

セキュリティ

最後に、複合機の能力としてもっとも大切なのが”セキュリティ”です。

物をネットワークに接続して運用する”IoT”が進む現在。
ほとんどの複合機が社内外のネットワークに接続されている状態です。

しかし、パソコンなどとは異なり、複合機のセキュリティ対策は不十分なことが。

暗号化通信はもちろん、パスワードさえ設定されていないこともあるのです。
複合機には印刷やコピー、スキャンなどのデータが蓄積されています。

複合機から機密情報が漏えい…、なんてことにならないようセキュリティ対策は必須です。

複合機の能力は新品・中古でどう違う？

予算に余裕があるのなら、複合機は新品の中から欲しい能力のものを選ぶのがいいです。
反対に、予算にあまり余裕がないのなら、複合機には”中古”という選択肢もあるでしょう。

新品の複合機

新品の複合機の能力、特徴について以下にまとめてみました。

最新機能が搭載

新品なだけに”最新機能”が搭載されています。

技術の進歩には目覚ましいものがあり、毎年のように新技術が発表されるほど。

例えば、2017年4月にエプソンが100枚/分と”超高速複合機”を発表しました。
先述した通り、複合機の印刷速度として40枚/分以上でも十分に高速です。

サイバー攻撃の多様化にともない、複合機のセキュリティ強化に注目したものも。
印刷のとき用紙に不正コピーを防止するデジタルコードを埋め込むものもあります。

より高性能（高能力）な複合機を求めるのなら新品がいいのです。

メーカーサポート

”メーカーサポート”が受けられるのも新品ならではです。

初期不良や動作不良などに関しては1年〜3年のメーカーサポートがついてきます。
保守サポート（メンテナンス）でも”販売終了から7年”ほどは対応してくれるでしょう。

複合機は精密機器なだけに、ちょっとしたことで動作不良を起こします。

例えば、インク漏れやローラーの欠損、基盤等の接触不良など。
メーカーサポートの期間内であれば、基本的な動作不良はメーカーが対応してくれます。

より安心して複合機を導入、使用したいのなら新品がおすすめということです。

中古の複合機

中古の複合機の能力、特徴について以下にまとめてみました。

値段は安い

中古なだけに新品と比較して”値段は安い”と言えます。

複合機は毎年のようにどこかのメーカーから新機種が発表されます。
当然、古くなった機種、中古の機種は型落ちとして値段が下がるのです。

希望小売価格が100万円以上の機種でも、中古だと20,30万円で買えることも。
中古専門の業者であれば、1世代前の機種が10万円前後というのもあります。

複合機を少しでも安く導入したいのであれば、中古は新品よりお得なのです。

基本機能は搭載

”基本機能が搭載”されているのは中古でも新品でも同じです。

正直、「中古＝能力が低い」というのは正しいとは言えません。
印刷・コピー・スキャンなど、基本機能に関しては新品と変わらないのです。

むしろ新品の下位機種より、中古の上位機種の方が性能が高いことも。
印刷速度や操作性能など中古でも十分に能力の高い機種は見つけられます。

基本機能だけに絞って探すのなら、中古でも十分に魅力的でしょう。

複合機の能力別おすすめメーカー3選

複合機を選ぶポイントとして”能力”についてまとめてきましたが、メーカーによっても特徴があります。
では、特に注目したい”印刷速度・操作性能・セキュリティ”に強みのあるメーカーをご紹介しましょう。

印刷速度なら”キヤノン”

複合機の国内シェア1位に輝いているのが”キヤノン”。

印刷速度・印刷品質・印刷機能のバランスが整っているメーカーです。
印刷品質は世界的にトップクラスで、写真の色味を表現するのに長けています。

ただ速いだけでなく、綺麗に印刷してくれるのでおすすめのメーカーと言えます。

操作性能なら”リコー”

ユーザビリティの高さに定評があるのが”リコー”です。

液晶画面やアイコンの大きさ、直感的に操作のできる操作性能に力を入れています。
トラブル時の”ガイド機能”もしっかりしているので複合機が初めてでも問題ありません。

他のメーカーより低コストなので、初めての複合機としてはぜひチェックしたいメーカーでしょう。

セキュリティなら”富士フィルム”

デジタル（ネットワーク対応）のセキュリティ対策に強いのが”富士フィルム”。

パケットごとに対策を行う”IPsec”に、暗号化通信にと常に最新のネットワークセキュリティが。
また、印刷物にデジタルコードを埋め込む技術もあり、紙媒体の二次利用にも強みがあります。

複合機を安全に導入・運用したいのなら、安心して選択のできるメーカーです。

まとめ

今回は、複合機を選ぶ上でチェックしたい”能力”についてまとめてみました。

複合機でまずチェックしたい能力（性能）は3つ。