1台の複合機で2つのネットワークが利用できるの？オプションが必須！【お役立ち情報】 | OFFICE110

オフィスで複合機を利用するにあたり、さまざまな利用ニーズがあります。

その中の一つが、1台の複合機で2系統のネットワークを利用したいというもの。
具体的には、基幹と業務の異なる2系統のネットワーク環境で1台の複合機をプリーターとして利用したいという要望です。

最初に説明すれば、メーカー・機種によって対応できますが、オプションが必須ということ。
そこで今回は、1台の複合機で2系統のネットワークを利用する方法をご紹介いたします。

• 1台の複合機を2系統ネットワークで利用する方法
• まとめ

1台の複合機を2系統ネットワークで利用する方法

1台の複合機を2つのネットワークからプリンターとしてりようしたい、といった利用ニーズに対応できるのか？

そのようなニーズが多いことから、リコー、京セラ、富士フィルムなどのメーカーでは、複合機本体にオプションを搭載すれば基幹と業務の異なる2系統のネットワークを1台の複合機で対応できるようになります。

RICOH（リコー）：拡張USBプリントサーバー タイプAA
FUJIFILM（富士フィルム）：セカンダリーイーサネット
KYOCERA（京セラ）：ネットワークボード

といったオプションを搭載したのち、それぞれにIPアドレスを設定することでそれぞれのネットワークからのプリントが可能となります。

FUJIFILMの「セカンダリーイーサネット」

そこで、FUJIFILM（富士フィルム）のセカンダリーイーサネットを使った利用例をご紹介。
DocuCentre-V C3376などの機種で利用できます。

複合機本体にオプションの「セカンダリーイーサネットキット」を搭載すれば、基幹システム接続用と事務用、社内LAN用とインターネット/WAN（ブロードバンド回線）経由など、異なるネットワーク環境で1台の複合機をプリンターとして利用が可能に。

この2系統のネットワークポートの間にはコネクションがなく、完全に独立した状態で利用できるため、セキュリティ面でも安心して利用できます。

公式サイトでは、病院で導入した例を紹介しており、以下のようなイメージで利用されます。

（FUJIFILMより引用）

病院での利用例でしたが、通常のインターネット回線と基幹業務回線が別々になっている場合でも、一台の複合機で対応できるため省スペースやランニングコストなどの削減に繋がります。

まとめ

複合機を利用する上で、1台の複合機で事務系一般通信用ネットワークとは別のネットワークを利用したいといった要望があります。

基本的にそのままでは利用できませんが、複合機本体にオプションを搭載することで、基幹と業務の異なる2系統のネットワークを1台の複合機で対応が可能に。利用すれば、1台の複合機で対応できるためスペースやコストの削減に繋がります。

ただし、オプションの取付けや設定は専門知識が必要になるので、ご要望などありましたらOFFICE110までお気軽にお問い合わせください。