ひかり電話で複合機は使える？メリットとエラー時の対処法【お役立ち情報】 | OFFICE110

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ひかり電話で複合機は使える？メリットとエラー時の対処法

• 一般加入者回線（アナログ回線）と同等レベルの通話品質
• FAXのG3規格・スーパーG3規格に対応していること

G3規格・スーパーG3規格とは、電話回線の規格の一つであり、アナログ回線に対応したものを指します。元々G3という規格があり、その機能を拡張させたもので、G3ではA4用紙のFAXを1枚約60秒、スーパーG3では1枚約3秒で送信できます。
複合機によって、スーパーG3規格のみを推奨しているケース、スーパーG3では正常に作動しづらいケースなどがあります。

これらに対して、デジタル通信を行うG4規格もありますが、ひかり電話はG4規格の通信には対応していません。

ひかり電話はほとんどの場合で上記の条件をクリアしているので、数値上は問題なく使用できるというケースがほとんどです。

複合機をひかり電話で使用するメリット

複合機をひかり電話で接続する場合のメリットについて紹介します。

安価で高品質な通話品質

複合機メーカーが作動していないとはいえ、ひかり電話は非常に音声品質が優れています。
ひかり回線は基本料金や通話料についてもアナログ回線よりも安いので業務効率を落とさずにコストを削減することも可能です。

通常のIP電話の場合は、通話の品質が安定していないためFAXとしての利用については非常に不向きで、例え接続した場合でもエラーが起こってしまうことが多いです。

社内の回線を一本化できる

インターネット回線や、オフィスのビジネスフォンを光回線に変更した後、FAXについては従来のアナログ回線を使用する場合光回線とアナログ回線の2本の設備を用意しなければならず、管理が複雑になります。

オフィスの移転や新事務所の設置の際に複合機をひかり回線で接続した場合は、設置工事の依頼を一本化できるので、工事手配のやりとりも非常にスムーズです。

ひかり電話に変えたらエラーが起こるようになってしまった場合

ひかり電話に変えたら複合機でFAXの送受信をする際にエラーが起こるようになってしまった場合の対処法について案内します。

通信速度を落としてみる

複合機メーカーとしては、「スーパーG3モード」を推奨しているケースが多いですが、スーパーG3モードは通信速度が速いため逆に通信のエラーとなってしまうことがあります。

アナログ回線の場合は、通信の際に小さな接続の問題があっても多少のずれで済みますが、ひかり電話の場合は通信をパケット化してひとまとめにする処理を行うため、小さなエラーで全体が滞ってしまうのです。

一般的に、複合機ではスーパーG3モードが初期設定として設定されているケースがほとんどですので、こうした場合はG3モードに変更して通信速度を落としてみてください。状況が改善できる可能性があります。

通信モードの設定方法は、使用している複合機の機種によって設定方法が異なりますが、複合機の操作パネルから設定できます。詳細は説明書などで確認してみてください。

通信会社に問い合わせる

上記の設定変更を行ってもエラーが起こってしまう場合は、NTTなど通信会社に問い合わせてみてください。

ひかり電話の契約状況や、実際の現地の状況による通信速度などによりエラーが起こっている可能性があります。一般的には、ひかり電話で複合機を使用できるケースがほとんどですが、問題なく使用できるか否かは個別に確認する必要があります。

複合機のメーカー・保守サービスに確認をする

メーカーは複合機のひかり電話での利用について保証しているわけではありませんが、実際には一般的に多く利用されています。

複合機の設定（IPアドレスの設定など）によってエラーが起こっているのかもしれません。そうした場合は、保守サービスなどによって基本の設定を変更すれば利用できるようになります。

あるいは、使用中の複合機がひかり回線での使用に適していない場合もあるかもしれません。その際には、複合機の変更や電話回線の変更など、コストや手間を踏まえて総合的に判断しましょう。

まとめ

複合機とひかり電話についてまとめました。

高い品質ながらコストを削減できるひかり電話は、近年のビジネスでは非常に人気のサービスです。ひかり電話を複合機に接続することにより、コストの削減と管理の一本化ができるので、メリットは小さくありません。

複合機メーカーは、ひかり電話での使用を保証していませんが、一般的には利用可能なケースがほとんどです。通信速度や光回線の契約プランを確認し、設定を行いましょう。