クラウドPBX5社のサービス内容を徹底比較!おすすめはどこ?
社会情勢の変化で、企業には今まで以上に柔軟な働き方が求められています。
そのような状況で「クラウドPBX」の需要が拡大しています。
人気のサービスのため、名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
ただ、
「クラウドPBXってどんな電話サービス?」
「クラウドPBXで使える機能は?」
「どんな種類のクラウドPBXサービスがあるの?」
など、さまざまな疑問を持っている方も少なくないはずです。
そこで今回は、「クラウドPBXとはどんなサービスなのか」を解説し、5社のクラウドPBXサービスを比較します。
クラウドPBXの基本サービスと利用メリット
「クラウドPBX」とはインターネット上のサーバーにPBX(主装置)の機能を持たせて、管理・制御するクラウド型のサービスです。
オフィスにインターネット回線があれば、専用アダプター(VoIPゲートウェイ)を設置し、スマホやパソコンにアプリをインストール・設定するだけで利用可能です。
物理的なPBX(主装置)の設置や電話線の配線が必要ないため、初期費用が安くランニングコストも削減できます。
- クラウドPBXサービスの最大の特徴は、「外出先でもスマホやパソコンから会社の電話番号で発着信ができる」ということです!このほかにも以下のようなメリットがあります。
①3種類の端末がクラウドフォンとして利用できる
②外出先でもスマートフォンで内線通話ができる
③代表電話の引き継ぎができる
④新たに3種類の電話番号を取得できる
⑤契約台数が簡単に増減できる
それぞれ、どんなサービスなのか詳しく確認していきましょう。
①3種類の端末がクラウドフォンとして利用できる
クラウドPBXでは以下3種類の端末をクラウドフォンとして利用でき、オフィスのニーズに合わせた使い方ができます。
・スマートフォン・タブレット(Android・iOS)
・ソフトフォン:パソコンに専用ソフトウェアをインストールして、電話の発着信をする通話システム
・SIPフォン:LAN接続して、インターネット経由で通話する置き型電話機
クラウドPBXを導入する一番のメリットは、「スマホをビジネスフォンとして使える」ことです。
機能は従来のビジネスフォンと比較して遜色ありません。
例えば「OFFICE110」の「OFFICE PHONE」では、スマホで以下の機能を利用できます。
・内線・外線通話
・共通電話帳
・保留・取り次ぎ転送・パーク保留
・ワンタッチキーダイヤル(短縮ダイヤル)
・リダイヤル
オフィス内のニーズに合わせて「ソフトフォン」や「SIPフォン」を活用すれば、より生産性・業務効率を向上させることも可能です。
②外出先でもスマートフォンで内線通話ができる
クラウドPBXはスマホをビジネスフォンとして利用でき、ネット環境があればどこからでも会社番号での発着信が可能になります。
つまり社員間の通話は、外出先でもすべて内線対応になるのです。
内線通話の通話料は基本0円のため、大幅に通信コストが削減できます。
- ただし、クラウドPBXで外線発信するときは通話料が必要です。しかしクラウドPBXは、従来のビジネスフォンよりも通話料が安く利用できますよ。
例えば「OFFICE110」の「OFFICE PHONE」なら、以下の料金で外線通話ができます。
外線 | 従来のビジネスフォン | OFFICE PHONE |
---|---|---|
固定電話 市内 | 8.5円/3分 | 8円/3分 |
固定電話 市外 | 20~40円/3分 | 8円/3分 |
固定電話 県外 | 20~80円/3分 | 8円/3分 |
携帯電話 | 20~40円/1分 | 15.4円/1分 |
このようにクラウドPBXは、オフィスの通信コスト削減に大きなメリットをもたらします。
③代表電話の引き継ぎができる
いくつか条件はありますが、クラウドPBXでは今お使いの代表電話の引き継ぎができます。
- まずクラウドPBXには大きく以下の2種類があり、「光回線を利用したクラウドPBX」では代表番号の引き継ぎが可能です。
・光回線を利用するクラウドPBX
・IP電話回線を利用するクラウドPBX
「NTTで発番した電話番号(アナログ電話・ひかり電話)」であれば、光回線を利用するクラウドPBXで引き継ぎできます。
クラウドPBXではスマホから会社の代表電話で外線の発着信ができるため、テレワークなど場所に縛られない柔軟な働き方を実現できます。
④3種類の電話番号が新規で取得できる
クラウドPBXには電話番号の引き継ぎだけでなく、新規で電話番号を取得できるサービスもあります。
もちろん市外局番の電話番号も取得できます。
光回線を利用するクラウドPBXなら、以下3種類の電話番号の取得が可能。
・03などの市外局番
・050(IP電話番号)
・0120・0800(フリーダイヤル)
ただし、クラウドPBXの事業者により取得できる電話番号に違いがあります。
通常、新規で市外局番を取得するには、NTTの「電話加入権」が必要です。
一方クラウドPBXはインターネット回線を利用する電話サービスのため、電話加入権がなくても市外局番を取得できます。
⑤契約台数を簡単に増やせる
クラウドPBXは契約台数を簡単に増やせるのもメリットです。
従来のビジネスフォンの場合、電話機を増設するときはシステム変更や電話線の配線など、その都度工事を依頼する必要があります。
クラウドPBXなら電話増設の際も、システム更新や配線などの工事は一切不要。
オプション追加サービスでより便利で快適に!
クラウドPBXは基本サービスのほかに、便利なオプション機能が使えます。
クラウドPBXの事業者によりオプションの種類は異なりますが、「OFFICE PHONE」だと以下のオプション機能の追加が可能です。
・通話録音機能
・クラウド勤怠管理システム
・タブレット受付システム
・ネットFAX
・IVR(自動音声対応)
・CTI(顧客情報表示)
・名刺管理
・グループウェア機能
上記のオプション機能は、随時必要になったときに追加可能です。
基本サービスを含めてオプション機能を活用すれば、従来のビジネスフォンよりも便利に使えます。
クラウドPBX5社のサービス徹底比較!気になる4つのポイントで比較
クラウドPBXのサービスは、多くの事業者が提供しています。
ここからは以下4つのポイントで事業者を比較していきましょう。
①初期費用
②サービス料金(月額料金)
③オプションサービス
④提供される電話番号(03番号など)
上記のポイントを比較するクラウドPBXとして、以下の5社をご紹介します。
【クラウドPBXサービス比較 5社】
「OFFICE PHONE」は、「OFFICE110」が提供する次世代クオリティのクラウドPBX。
②MiiTel
「MiiTel」は、「RevComm(レブコム)」が提供するAI搭載型クラウドIP電話。
③Dialpad
「Dialpad」は、「Dialpad Japan」が提供するピュアクラウド型のビジネス電話システム。
④Cloud Phone Biz
「Cloud Phone Biz」は、「アジャストワン」が提供する多機能搭載型のクラウドPBX。
⑤SPICA
「SPICA」は、「メガ」が提供するテレワーク対応ビジネスフォンサービス。
- 今回は4つのポイントの比較になりますが、気になるクラウドPBXがあれば、各ホームページで詳細を確認してください。
①「初期費用」比較
クラウドPBXは初期費用を大幅に削減できます。
「登録事務手数料」など一部の費用は必要ですが、初期費用は限りなく安いです。
サービス名 | 初期費用 |
---|---|
①OFFICE PHONE | 初期費用0円 |
②MiiTel | 初期費用0円 |
③Dialpad | 初期費用0円 |
④Cloud Phone Biz | 初期費用0円 |
⑤SPICA | 初期費用0円 |
- 今回ご紹介するクラウドPBX5社においては、初期費用0円での導入が可能です。
②「サービス料金(月額料金)」比較
クラウドPBXは初期費用だけでなく、サービス料金(月額料金)が安いのも大きな魅力。
サービス料金はクラウドPBX各社で異なりますが、総じてリーズナブルです。
サービス名 | 月額料金 |
---|---|
①OFFICE PHONE | 月額料金:3,400円~ ライセンス料金:98円~/端末1台 |
②MiiTel | 月額料金:5,980円/ID ※10ID以下を単月契約する場合は事務手数料が必要 |
③Dialpad | Standard:1,000円/ユーザー Pro:1,500円/ユーザー Enterprise:2,000円/ユーザー |
④Cloud Phone Biz | クラウドフォンビズ:基本プラン1,100円+月額198円 クラウドフォンビズPro:基本プラン1,100円+月額880円 |
⑤SPICA | 月額料金:ID料金1,050円+基本料金3,500円 ※テレワーク応援キャンペーンとして、最大4ヵ月無料(2021年10月末) |
- サービス料金はクラウドPBX各社で料金形態がまったく異なるため、見積もり依頼が重要です。
③「オプションサービス」比較
クラウドPBXでは、基本サービスと別でオプションを追加することが可能です。
オプションは事業者によりサービス内容に違いがあり、有料のサービスもあります。
・通話録音機能:1,000円/月(10GB)
・クラウド勤怠管理システム:200円/月
・タブレット受付システム
・ネットFAX
・IVR(自動音声対応):1,000円/月
・CTI(顧客情報表示)
・名刺管理
・グループウェア機能
・対応履歴の自動登録
・録音データの抜粋共有
・ワンクリック発信
・自動全文文字起こし
・スコアリング
・キーワード自動認識
・応対メモ
・ダッシュボード
・コールルーティング
・転送・保留・ミュート
・通話分析
・留守番電話テキスト化
・G Suite/Office 365 連携
・出退勤管理(オプション)
・スケジュール管理
・施設予約
・全通話録音
クラウドPBXのオプションは、必要に応じて随時追加できます。
ビジネスに必要な機能のほとんどは基本サービスに含まれますが、オプションを追加すれば、より便利な使い方が可能。
オプションの詳細については、必要なときに事業者へお問い合わせください。
④「提供電話番号(03番号など)」比較
クラウドPBXはさまざまな電話番号を取り扱っており、すべての電話番号で発信可能です。
ただし電話番号の引き継ぎや、新規取得できる電話番号の種類は事業者で異なるため、事前の確認が必要です。
サービス名 | 提供電話番号 |
---|---|
①OFFICE PHONE | 電話番号の引き継ぎ OK 提供電話番号:市外局番・050・フリーダイヤル(0120・0800) |
②MiiTel | 電話番号の引き継ぎ 不明 提供電話番号:市外局番・050・フリーダイヤル(0120・0800) |
③Dialpad | 電話番号の引き継ぎ OK 提供電話番号:市外局番・050・フリーダイヤル(0120・0800) |
④Cloud Phone Biz | 電話番号の引き継ぎ OK 提供電話番号:市外局番・050・フリーダイヤル(0120・0800) |
⑤SPICA | 電話番号の引き継ぎ OK 提供電話番号:市外局番・050・フリーダイヤル(0120・0800) |
- 今回ご紹介したクラウドPBX5社はすべて、市外局番・050・フリーダイヤル(0120・0800)の利用と新規取得ができます。
ただし電話番号の引き継ぎは、「NTT発番の電話番号(アナログ回線・ひかり電話)であること」が必須条件になるため、ご注意ください。
- どのクラウドPBXも同じようなサービスを提供しているので、1社に絞るのは難しいですね。
- ご紹介したクラウドPBX5社の中で順位を決めるのは難しいですが、料金面と機能面・通話品質などを含めて総合的に判断すると、「OFFICE110」がおすすめです。
「OFFICE110」では現在、無料でサービスを体験できる「トライアルサービス」を実施中。
お申し込みいただいたお客さまのスマホに「OFFICE PHONE」専用アプリをインストールした後、実際に「OFFICE PHONE」に接続して通話音質などをチェックしていただけます。
事前にサービス全般の使い心地を体験していただくことで、導入後のイメージが鮮明になります。
そのほかクラウドPBXで疑問点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
クラウドPBXはインターネット上に構築したPBX(主装置)に、インターネット経由でアクセスして利用する最先端のビジネスフォンです。
クラウドPBXは以下の基本サービスのほか、オプションサービスの追加もできます。
①3種類の端末をクラウドフォンとして利用できる
②外出先でもスマートフォンで内線通話ができる
③代表電話の引き継ぎができる
④新たに3種類の電話番号を取得できる
⑤契約台数を簡単に増減できる
今回は実際のサービス内容としてクラウドPBX5社を選抜し、導入のときに気になる4つのポイントで比較しました。
5社とも初期費用0円で導入でき、プランはそれぞれ異なりますが、安価な料金での利用が可能です。
また提供電話番号は、03番号を含む3種類の電話番号を利用できるほか、現在の電話番号もそのまま移行が可能。
似たサービス内容のため1社に絞るのは難しいですが、今回比較した4つのポイントを含め、アフターサービスなどを含めた総合的な判断が求められます。
どのクラウドPBXがよいのかお悩みなら、ぜひ「OFFICE110」までお気軽にお問い合わせください。
導入累計数20,000社以上を誇る弊社のIT専門家が、しっかりアフターサービスまでサポートさせていただきます。
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